見出し画像

【産後】その日の夜

息子が生まれてから、夫と私と息子の3人で1時間、処置室で過ごした。
その間、写真や動画をいっぱい撮った。

私が夫に「自分の子どもが生まれてどんな気持ち?」って聞くと、
夫は「う〜ん、わかんない。何か不思議🥺」と答えた。

私は「父としての自覚が芽生えてきた」とかそういう答えを期待していたので、不思議かよ!って心の中で思わずツッコんだが、

すぐに、「まぁ…そう思うか。。。」と思った。

だって、私は妊娠がわかってから体の変化を感じていたし、胎動も感じていたし、検診に行くたびにエコーで見ていたし…

やっぱり、変化を感じるの見るのとでは感じ方が違うと思う。

それに、コロナの影響で夫と一度も一緒に検診に行けなかったから、夫は病院での出来事を私から聞くしかなかったし。

だから、予定日より2週間早く産まれたのもあって、急に生命を目の当たりにして「どう?」って聞かれても「わかんない。なんか不思議🥺」ってなるよね。

というか、この「わかんない」って言葉に出来ないって意味だったのかな?夫にもう一度聞いてみよう。

そんな夫だが、育休中にレベルアップしていくので、この話もまた書き残したいと思う。

夫と1時間過ごした後、私は息子ともう1時間処置室で安静に過ごした。

無痛分娩の人は産後2時間、処置室で安静にすることが、その産院での出産の手順だった。

2時間経ったあとはもう一度、コールドテストをし薬が抜けているか確認後、自分の病室へと運ばれた。(緊急で病院に運ばれてくる人が乗っているコロコロの台で。なんて言う名前なんだ?)

そして、自分の病室に到着して、しばらくベッドの上で休むのだが、上体を起こしてベッドで横たわっていると車酔いのような気持ち悪さが襲ってきた。

ナースコールを押して「車に酔ったように気持ち悪いです。」と症状を訴えると、すぐに助産師さんが来てくれ、対応してくれた。

その助産師さん曰く、さっきの麻酔が頭の方に残って、それが気持ち悪くなるから、頭の位置を下げて休んだ方がいいらしい。

頭の位置を下げてしばらく横になっていると、気持ち悪さも落ち着いてきた。

だが、その後、会陰切開の痛みが襲って来て、ちょっとお尻を動かしただけで「ひぃ…!」と声が漏れるほどすごく痛かった。

そして、出産から6時間後。
助産師さんに見てもらいながらトイレ歩行と立位の練習をした。

歩くのは、座った状態でお尻を動かすよりかは楽だったが、トイレが大変だった…
切開したところを滅菌コットンで拭くときがドキドキした。
切開したところはとても腫れていた。

切ったところが尿で染みるんじゃないかと心配したが、意外とそれは大丈夫だった。

それよりも、
【パンツを脱ぐ→排泄する→拭く→滅菌コットンで清潔にする→産褥パッドを変える→パンツを履く】
といった上記の一連の動作のために体を動かすのが、会陰切開に響いて痛かった。

やることが落ち着いてきたころ、お腹がめちゃくちゃ空いてきた。昼ご飯も食べられず出産だったので、17時間ぶりに食事にありつける〜!と思った夜中の0時。

ラップがかけられた病院食を食べようと思うにも、これまた会陰切開の傷が痛過ぎて座ってご飯が食べられなかった。

母になって初めての食事は、おしりを浮かせながらの食事となった。

次の日の朝、生まれて2日目の小さい小さい息子といよいよ同室が始まる…!

画像1



この記事が参加している募集

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?