[詩] つなぐ


きみがここにいること 僕が此処にいること
それはずっとむかしから知っていたこと


きみのおとがきこえる 僕の音が聞こえる
それは僕がきみと生きているということ
          きみが僕と生きているということ



きみのか細い手を取り綿雪に触れるようにそっと包み込む
そしてまた  蓮華が開くようにそっとひろげる

僕はこの瞬間を刻んでおきたいと思った
きみの笑顔を 僕の喜びを 


繋いだその手から
きみの体温が 氷のようにあたたかな体温が
いっきに僕に流れ込む




生きよう
きみとともに



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