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『変容』(『丸の内魔法少女ミラクリーナ』その2)

『変容』(『丸の内魔法少女ミラクリーナ』その2)
村田沙耶香著

ザ村田沙耶香ワールド炸裂という感じで、なかなか面白い。

物語としては、どういうわけだか、"怒りのない"世界に入り込んでしまった主人公の真琴。周りの若者たちは、"怒り"というのは、大昔の人間の象徴だとばかりに、老人らの怒りの感情をサラッと受け流す。
何だ?これは、?という感じで物語は、進んでいく。

自分だけが、周りと違うという違和感は、怖い。

私は、幼少期から、転校が多かったので、よくわかる。どの世界にも、独特な世界観があって、何か違う。クラスメートが、同じ日本語を語っているのだけど、方言の違いもあるというより、話の関心のありかが違う。何を言っているのだかよくわからないという感覚。あれは、なかなか、嫌だね。

本書は、全く、違ったアプローチで、違和感の状況を語っているのだけどね。

性格にも、流行は、ありそうだとは、思った。流行だから、誰かが流行を生み出しているのかもしれないとは、思った。

『paris』camille

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