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『小説 すずめの戸締まり (角川文庫)』

『小説 すずめの戸締まり (角川文庫)』
新海誠著


東日本大震災をテーマとした、恋愛冒険ファンタジー。

主人公のすずめは、震災被害者で、母親を亡くしている。そして、不思議な夢をよく見るという。

常世(とこよ)で起こる地震の原因となる「ミミズ」が現実世界に出現して、大地震を起こすのだという。そのミミズを押さえ込むために、閉じ師と呼ばれる人が、常世との接点となる「後ろ戸」を閉めて行くという話。女子高生のすずめが閉じ師の草太に出会い、物語が進んでいく。

いろいろな、街の廃虚の部分が、常世と繋がっていて、何となく考えさせられた。

閉じ師というのは、天明3年には、あったらしいのだけど、浅間山の大噴火の年。これも、ミミズの仕業だったということなのだろうと思うとなかなか、面白い。江戸時代は、引戸だったのだろうから、閉じ師は、どうしていたのだろう?



すずめの両親のこととか、物語のキーアイテムの椅子のこととか、謎は、多い。まあ、映像が、メインだろうからね。

映画は、観ていないので、ミミズとの対決シーンなどは、映像で見てみたいと思った。

"One More Time, One More Chance" by Yamazaki Masayoshi

"Kiseki no Umi" by Maaya Sakamoto

"Schindler's List Theme" by John Williams

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