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突然のスヌーピー熱と美しく美味しいもの(夏休み2日目)

夏休み2日目。

1 なぜか突然、スヌーピーのエンブレムが欲しくなる

きっかけは、昨日の午後のこと。
車で図書館へ向かう途中、信号待ちで停まった。
私の前に、赤いホンダのフィットがいた。手持無沙汰だったので、フィットの後方のナンバープレートのあたりをぼんやり見ていたら、きらりと銀色に光るものが目に入った。よく見ると、スヌーピーのエンブレムステッカーだった。
「かわいい!」
さりげなく、シンプルで「大人かわいく」貼られたスヌーピーとウッドストックが、無性に素敵に見えた。

免許を取ったばかりの10代後半から20代前半は、車内を飾り立てるのが楽しくて、よくカー用品店に通った。ルームフレグランス、広角のバックミラー、飲み物ホルダー、ゴミ箱、キャラクターのティッシュボックス。さすがに、ダッシュボードにふさふさのファーは置かないけれど、第二の自分の部屋みたいに、好き勝手に飾り立てて悦に入っていた。

いつからだろうか。そういうの全部、面倒になった。
結婚前から乗っていた私の車は、結婚後、夫と私の共有の車になった。子供が生まれてからは、チャイルドシートが乗せやすいワンボックスカー。車内に置くのは、子供のおもちゃや、育児の便利グッズ。
私の車だと思っていたけど、いつの間にか「家族の車」になっていたみたいだ。(夫の車もしかり)

いま乗っているのは、真っ赤なトヨタのアクア。
買い換えたきっかけは、2年前事故で乗っていたプリウスが廃車になったから。


赤に決めたのは私の好みだから。車の装備も全部、私が決めた。夫がこのアクアを運転することはほとんどない。運転は私、夫は助手席。
チャイルドシートも便利グッズもおもちゃも、もう要らない。
子供たちは、イヤホンをしてスマホでそれぞれに音楽を聴くので、カーステレオから流れる音楽は、私の好きな音楽だけだ。

やっと、私だけの車が戻ってきた。だからかな。久しぶりに車を飾りたくなったのは。

夫と、家からちょっと遠い大きなカー用品店へ行った。
スヌーピーのエンブレムステッカーは、すぐに見つかった。

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せっかく久しぶりに来たんだからと、店内を見て回った。商品はずいぶん様変わりしていた。
所狭しと並ぶのは、ドライブレコーダー。そうか、いまや、ETCやカーナビは標準装備だもんな。
驚いたのは、バックミラーが鏡ではなく、後方カメラを映すモニターだったこと。時代は変わるもんだ。
「でも、カメラを完全に信用できないよねえ」などと言い合う私たち。すでに、カーナビのバックモニターを信頼しきっているくせに、いい加減なもんだ。

帰って、さっそくハッチバックのすみっこに付けた。

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よし、かわいい(自画自賛)

2 結局、読書

なぜ、こんなに優柔不断なのだろう。
動画配信サービスの話だ。いま、AmazonのprimeビデオとFODに加入している。ウオッチリストに、映画やドラマがたくさんチェックされているというのに、再生ボタンが押せない。
「これが面白いのかしら? いや、こっちはどうだろう?」
どれを見たって、たいていは面白いに決まっている。なのに、見始められない。踏ん切りがつかない。リモコン片手に、映画やドラマのタイトルを次々スクロールするばかりで、一向に決まらない。
なぜかというと、「もし面白くなかったら、時間を無駄にする」と思っているから。
迷い迷って何も見られないまま30分が過ぎている。30分あったらドラマの半分、映画の序盤が終わっている。面白くなければ、それで見るのを辞めればいいのに。無為にザッピングしているほうが、1000倍、時間の無駄。どうかしてる。

「やめた、やめた」
諦めて、テレビやスマホを消し、結局、紙の本を読み始める。

今日、読んだのは、昨日図書館で借りたコミックエッセイ。料理研究家、土井善晴先生から漫画家の小波田えまさんが料理を学ぶ企画。

ふだんの料理は一汁一菜でいい。がんばらない。いつもご機嫌に。
家族を喜ばせたいときに何か作る。
美味しいもんは、美しい。

そんな土井先生の信念が、しっかり伝わってくるとてもいい本だった。
料理はまだまだ苦手。魚をまともにさばいたこともないけれど、この本を読んでいたら、できそうな気がしてきた。料理修行、次は魚に決めた。
また、Amazonのほしいものリストが増えた。

3 京野菜で晩御飯

昨日も書いたが、ささいな笹さんから京野菜をいただいた。

肉厚でつやつやの美しい万願寺とうがらし。
まさに、「美味しいもんは、美しい」

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どうしても作りたいメニューがあった。
それが、万願寺とうがらしの炊いたん。

万願寺とうがらし、ここ徳島では売られているところを見たことがないので、いつもピーマンで代用して作っていた。いつか、本物の万願寺とうがらしで作りたいと思っていた。チャンスが来た!

そして、今更ながら、気づいた。
このnoteで、まつしまようこさんに料理を教えているのが、5月からオンラインでカレーを教えてくださっている、わたなべますみさんだった。noteをよく見直したら、ますみさんの顔写真も載っていた。
ますみさんとは、別のnote仲間の方を介して知り合ったので、全然気づいていませんでした。すみません。(そういうとこだぞ)
でも、ますみさんご本人と知り合う前から、ますみさんのお料理にお世話になっていたと知ってちょっと感動もした。

さて、万願寺とうがらしの炊いたん、出来栄えは……

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油断したら、ちりめんじゃこが焦げた。でも、美味しくできた。(追いじゃこして、ごまかす)
苦みがあるのに甘いと感じる不思議な感覚。ピーマンの青臭い苦みとは違う、ししとうを上品にしたような奥ゆかしい味。飽きない味です。

どうしよう、もうピーマンで作れないかも!

つぎは、人生初の賀茂なす。
黒にも見えそうな濃い紫色。持つとずっしりとした重みがあります。栄養がぎゅっと詰まっていること、間違いなし。
こちらは、ちょっと洋風にしよう。(シンプルな和食だと、失敗をリカバリーする自信がないため)

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賀茂なすの味噌マヨチーズ焼き

輪切りにした賀茂なすに、味噌とマヨネーズ、砂糖を混ぜたものを乗せ、チーズをのっけて、オーブントースターで焼いた。

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見た目から美味しそう。
肉厚の賀茂なす。ふちはとろりと柔らかく、真ん中はしっかり歯ごたえが残っていて、食べ応え満点、なすの風味をしっかり味わいました。

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頂いた伏見のお酒は甘口で、まろやか。飲みすぎ注意です。全部飲みたいのをぐっと我慢して冷蔵庫へ。明日は冷酒にして楽しみます。

笹さん、ますみさん、ごちそうさまでした。

明日は、いよいよ、漬けておいた梅を干します。

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