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アンガーマネジメントの基本の「き」④

前回は、怒りは二次感情なので、一次感情の方を表現すると伝えやすいと書きました。今回は、また別の視点で怒りのコントロールについて書きたいと思います。

怒りは、ライターにも例えられることがあります。
怒りに火がつくのはどんな時でしょうか?

着火するポイントは人によって異なるものの、共通する状況もあります。多くの場合は「自分にとっての当たり前」が崩された時に着火するのです。自分が当たり前と思っていることを他人が破ると、怒りに火がつきます。「新入社員がお茶を入れるのは当然だろう」と思っている人は、それをしない新人を見るとイラッとするのです。しかし、一歩引いたところから見ると、「自分にとっての当たり前」=「他の人にとっての当たり前」とは限りませんよね。

「普通は〜するだろう」「当然〜するべき」「常識的には〜しなければいけない」といった考えが多い人は、それだけ着火点を多く持っています。そんな人は、相手の立場に立って考えてみることや、自分と他人は同じではない前提を忘れないようにすると良いかもしれません。

このように考え方を変えることで、そもそも着火する機会が減っていきます。これもアンガーマネジメントで有効な方法です。


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