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自分らしさの見つけ方

周囲に配慮しすぎたり、相手に遠慮して自分を押し込めると、心は疲れます。反対に、自分らしく、自然にいられたら活き活きします。ただ、「あなたらしさは何ですか?」と聞かれたとしたら、すんなり答えられますか?

何が自分らしいのか?
そのシンプルな質問に、明確に答えられる人は少ない気がします。

鍵はワガママ

鍵は、最も自分らしさが発揮されている時、「ワガママ」にあります。ワガママは、分解すると「わが・まま」ですね。自分らしいということです。

カウンセリングをしていると、「元気にはなったけど、前よりワガママになってしまった」との感想や、子供のカウンセリングでは「ワガママになって困る」と保護者から言われることがあります。これは自分らしさが発揮できるようになってきたために生じる現象です。

赤ちゃんは、うれしいことがあれば笑い、嫌なことがあれば泣きます。「お母さん忙しそうだから、今は泣くのをやめよう」という赤ちゃんはいません。行動だけをみると、自分の欲求の赴くまま。ワガママです。しかし、相手の都合を考えないから自由に笑ったり泣いたりでき、その子らしく自然な行動をとるのです。

社会適応が過ぎると自分を見失う

赤ちゃんのように、思うままに自分を表現できればストレスは減りますが、社会適応は悪化。周囲に合わせないので嫌われてしまい、適応しにくくなります。そのため、社会に参加する過程ではどんな人もワガママを抑えることが求められます。ここに落とし穴があって、社会に適応をしようとし過ぎると、同時に自分らしさを見失うのです。

そんな風になってしまった方は、自分の中のワガママを大切にしてください。ワガママを出し慣れていない方は、出したことに罪悪感を抱くことがあります。そこで止めてしまうのでなく、上手にワガママが出せるように工夫すると、徐々に自分らしさがみつかります。


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