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ゴール後のランナー

前回は、3日後、1週間後、30日後、3ヶ月後にストレスがどっと出てしまうと書いたのですが、今日はもう一つのポイントを紹介します。

箱根駅伝を見ていると、タスキを繋いだ後に、その場で倒れ込む人がいます。力を出し切って、倒れるということですね。明確なゴールがあって、それを目指して頑張る場合、これと同じことがしばしば起こります。受験が終わったとき、大きな仕事が一区切りついたとき、大事なプレゼンが終わったとき、なんとか納期に間に合ったとき、などは調子を崩しやすいので注意が必要です。

一区切りついた後に、風邪を引いてしまうように身体面に不調をきたすことは想像しやすいと思います。実は、身体だけでなく心理面にも影響は生じやすく、気持ちが落ち込んでしまったり、意欲がなくなってしまったりする人がいます。オリンピックに出た人が、大会後に燃え尽きてしまい、意欲を失うのもその一種だと思われます。

対策としては、「ゴール後もしばらく気を張る」ことではないかと思います。長距離走った後に、疲れて急に止まると、一気に血圧が下がり、体への負担が大きいらしいです。対策として、ゴール後もしばらく歩くことが推奨されているようですが、イメージとしてはそれに近いです。ゴールに向かって頑張らなければならない際は、ゴール後に急に気を抜いてしまわないように意識してみてください。特に、ゴールに向けて集中できてしまう人は、それ自体は長所であり、能力なのですが、反動も大きいのでご注意を。


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