見出し画像

人前での緊張のほぐし方

人前で話す機会に、緊張が強くなりすぎて困ったことはありませんか?
全く緊張しないという人もいますが、ごくまれです。
自分のことを振り返っても、講演や、研修講師をするときにはやっぱり緊張します。特に聴衆の雰囲気が硬いと、その影響を受けて緊張が高まってしまいます。

隠すのではなく、オープンに

緊張をほぐす方法は色々あるのですが、オススメは自分の緊張を白状することです。例えば、講演する時に緊張していたら、はじめにこんな風に言います。「こんなに大勢の方が来てくださったことはうれしいのですが、普段、カウンセリングは1対1でやっているので、ちょっと緊張してます」と。このやり方は手軽だし、肩の力が抜けます。

オープンにしないとマルチタスク

自分の緊張をオープンにしないと、“緊張が相手に伝わらないようにしなきゃ”といった心理が働きます。緊張が漏れないようにするタスクをこなしつつ、用意した内容を相手に伝えるタスクをこなすとなると、2つを同時進行することになります。これは大変なので、破たんしがちです。そうなると、ますます緊張が強くなる、といった悪循環が生まれます。ですから、早めに白旗をあげてしまいましょう。気が楽になります。

場の空気が和らぐ

自分の緊張を伝えることで、聴衆からのハードルを下げる効果もあります。スーパーのレジで並んでいて、他に比べてなかなか進まないからイライラし、店員さんの名札を見ると『研修中』と書かれていて“じゃあ、しょうがないか”と矛を収めるのと似ています。緊張を伝えることで、相手は寛容になります。聴衆のハードルが下がり場の空気が和らぐことで、自分も話しやすくなります。そのような良い循環を起こる点でも、この方法は有効です。

一方で、弱さを出すことに抵抗がある人もいると思います。特に、仕事として人前で話す場合、その緊張を抑えるのは当たり前、との考えもあるでしょう。実際に聴衆の中には冷ややかに見てくる人もいるかもしれませんが、緊張をオープンにすると場の空気が和らぐことを考えると、そういう方は少数でしょう。優先すべきは、自分が落ち着いて話すことではないでしょうか。

もちろん、自分の緊張はもっとすごくてそんな簡単じゃないと思う人もいるでしょうが、この方法は手軽なのでお試しでやってみるといいですよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?