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[読書記録]読むと和菓子が食べたくなる|まるまるの毬(いが)

昨日、自己紹介記事を投稿させていただきました。
たくさんのスキありがとうございます!
とても嬉しいです✩.*˚

「さて、次はどんな内容の投稿にしようか…」と考えた結果、読書記録も兼ねていいなぁと思った本を紹介したいと思います。

今回の1冊は、西條奈加さんの作品
タイトルにもあります『まるまるの毬(いが)』です。

時は江戸時代の日本。
親子三代で切り盛りする「南星屋」という和菓子屋さんのお話です。
武家の身分を捨て職人となった治兵衛、夫と離婚し出戻りのお永、その娘のお君の3人がそれぞれの秘密や想いを抱えながらも、家族とは何か、周りの人々や和菓子作りを通して問いかけています。

また、各話のタイトルがキーポイントとなる和菓子になっており、それぞれの和菓子に込められた想いに胸がきゅっとなったり、ほろりと涙したり…。
読み終わったあとは、すっと心が軽くなりました。
人の暖かさがたくさん詰まった1冊です。
(まるで、大きな箱に入った和菓子の詰め合わせを戴いた時のような幸福感…)

そして、出てくる和菓子がどれも美味しそうで、無類の和菓子好きでもあるので、食べたくて仕方なくなりました。。

私は、時代小説を読むのが今作が初めてでした。
これまでは、何となく言葉遣いや表現が難しそうと思って読まず嫌いだったんです。
でも、そんなことはなく、スルスルっと言葉が頭の中に入っていき、大変読みやすかったです。

続編の『亥子ころころ』も非常に食べ応え(=読み応え)のある面白い作品でした!

また気が向いたら読書記録を更新します♩

ここまで読んでくださり、誠にありがとうございます。

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