人前でキスをすることに抵抗がない人は6.5%

先日、バイト帰りに
ほっぺにキスをしているカップルを見ました。

Oh! 私がいるのに大胆~とは思いつつ、
不思議と嫌な気持ちはせず、最高に気まずいけれど、むしろ幸せな気持ちになりました。

「私がこの世界にいない、存在してはいけない」のではと思わせる、あの雰囲気が甘美で本当にたまらない。

絶対にもう一度味わいたいと思いました。

しかし、調べてみたところ、
博報堂生活総研の生活定点1992-2022によると、
「人前でキスをすることに抵抗はない」と答える人は2022年時点で6.5%らしいです。

これから私が人前でのキスを見れる最大のチャンスは結婚式くらいかもしれないと思うと非常に憂鬱です。

結婚式の誓いのキスは、
みんなに俺たちの愛見せつけてやるぜ!みたいな
オーディエンスがいる前提の最大の惚気であって、
私が望む「2人だけの世界」をこっそり覗くようなものじゃあない。

それはキュンキュンしない。お幸せにねって感じです。

漫画や小説、ドラマで満足しろよって思うかもしれませんが、生身の人間の自然な本物のりゃぶりゃぶが見たいのです。

リアルのりゃぶりゃぶのほうが
心臓がトントンと脈を打って、
セロトニンがふぉんふぉんと出てる気がするのです。

まぁ、ほっぺにキスをしていたカップルも
私に幸せを見せつけたかった、
見られるのが好きという癖の方たちで
人工のラブラブだったのかもしれませんが。

友達の彼氏を紹介してもらった時も、
かなり気まずくて最高にキュンキュンしました。

二人が本当にお似合いだったのはもちろんですが、
自分はこの場にいちゃいけない。
二人の邪魔をしちゃあいけない。

と胸の中でポップコーンが弾けまくるほど、キュンキュンしました。

自分から彼氏を紹介してほしいとお願いしたのに、
早くその場からいなくなりたいと思いました。

いま私はコンビニバイトをしているのですが、
そこでもカップルのりゃぶりゃぶが少し垣間見れて幸せです。

今まで経験したバイトの中で一番幸せ。


一方で、私ってカップルに対して少し寛大になれたんだなとしみじみ感じたりもします。
凄い成長。意識高い企業よりも、就活生よりも、圧倒的成長。

昔の私は、ある一件のせいで
手をつないで歩くカップルの間をわざと
突っ切って歩く妄想をしてしまうような、
本当に可哀想な痛々しい思春期ガールでした。

新しい学校に転校してきて間もない頃、
仲良くなったばかりの友達○○ちゃんに、
ただの伝言が書いてある手紙だから、
△△くんに渡してきてほしいと頼まれた
鈍感ちびるーないちゃん。

ちびるーないちゃんは良い子なので、友達の頼みを引き受けました。
あほだったので、何も考えず、
人目が多い帰り道にその男の子に手紙を渡しました。








それ、ラブレターですよ。

次の日からちびるーないちゃんが△△くんのことが好きだと校内に広まる広まる。

でも、付き合ったのは△△くんと○○ちゃん。おめでとーー。


思い出すだけで恥ずかしい。
引っ越してきたばかりなのに、
すぐ男の子を好きになる節操のない子で、おまけに振られた子だと周りに思われたと絶望しました。

しろやぎさんとくろやぎさんみたいに
お手紙食べちゃったら良かったのにね。

そこから、なんかカップルってむかつくわ、
鼻につくわという気持ちがムクムク育っていきました(笑)

そんな少女時代を過ごした私が
カップルを見て、幸せを感じるなんて。
すごいすごい!!!!!



けれど、単に今が辛くて逃げ出したいから
カップルが作り出すロマンチックな雰囲気に浸り、
自分がこの時空にいないと感じる、
逃避になっているだけで
ちっとも成長なんてしていないのではと考える今日この頃なのでした。

はやく透明人間になって
カップルをストーキングしたいなーーー。



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