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アルバイト入社は絶対にさせません

こんにちは、RtoRの井川です。

 

以前noteに書かせていただいた、「適当な決め方をすると適当に辞める」にもありましたが、アルバイトで入社するとお互いコミットメントが低く、すぐに辞めてしまう痛い思い出があり、そのことがあってからアルバイト入社の話は強めにお断りしていました。

 

 

しかし、この出来事があった新人2年目の年に、またしてもアルバイト入社をさせてたいという話がありました。


今日はアルバイト入社案件に関する続編です。

 

 

「元々は正社員案件として進んでいたが…」

 

その企業は関西のある中小アパレルメーカーでした。

 

社長は威勢の良い私を気に入ってくださり、何度も求人の打ち合わせに伺わせていただきました。

 

求人内容としては、営業職の募集でアパレル業界での営業経験があれば尚可でしたが、なかなかいないので、営業経験があればいいというものでした。

 

中小企業でしたが求める人物像の要件が高く、なかなか選考が進みませんでした。

 

しかし、根気強くご紹介を続けていると、人柄もよくアパレルメーカーにキャリアチェンジしたいという若手の営業マン(Aさん)をご紹介することができ、社長からも高い評価を頂くことができました。

 

私もこの人で決まらなかったら、他の人を探すのは至難の業だと思い、登録者(Aさん)との意思疎通も普段以上にしっかりと行っていました。

 

 

「オファーの段階になって豹変する雇用条件」

 

私「社長、Aさんの最終面接の結果はいかがでしょうか?」

 

社長「うん、とてもいい人だね。やる気もあるし是非うちで働いて欲しいね」

 

私「では、正式に採用通知書を頂ければ、Aさんにも最終意思確認を行います」

 

社長「そうだね。うちは未経験の子には、最初アルバイトから入ってもらって、3ヶ月ほど働いて双方問題なければ正社員に登用してるんだけど、その場合、どうやって提示したらいいですか?」

 

私「は?そんな話聞いてないですが…」

 

社長「言ってなかったかな?でもうちは今までそれでずっと採用してきているし、最終面接でそれでもいいかとAさんに聞いたらそれでも来たいと言ってたよ」

 

私「それでは困ります。アルバイト入社の人材をご紹介しているわけではありませんし、勝手に話を変えられても困ります」

 

社長「でも、Aさんはそれでも来ると思うよ。でもどうしてもできないと言うならこの話はなかったことになるよ」

 

私「わかりました。今回の話はなかったことにしてください(怒)」

 

社長「でも、Aさんには何ていうの?」

 

私「それはこちらで考えることですから(怒)」

 

『アルバイト入社はさせたくない』

『内定者の入社したい気持ちを逆手に不利な条件を出してくる』

『聞いてもいない採用条件を内定時に出してくる』

 

そんなことの連続で切れてしまった私は、Aさんの入社したい気持ちを考えずに話を無きものにしてしまいました。

 

 

「九死に一生を得る」

 

それからしばらくの間、そのことは上司に報告することもできず、
『あぁ、どうしよう、やってしまった』とい事ばかり頭の中で何百回もぐるぐる回っていました。

 

しばらくして、社長から再び電話があり、

 

社長「御社のスタンスはわかりました。今回は私が折れて最初から正社員で採用するよ」

 

私「ありがとうございます。無礼な対応をして申し訳ございませんでした!」

 

ということで、絶体絶命のピンチを脱し、このようなことがあったこと自体誰にも言わず、三方良しの決定に相成りました。

 

当時の上司や関わった皆様、特にAさんには、そのようなことがあったことを言いもせず申し訳ございませんでした。


その時の対応として何が正しかったのか?いまだに正解がわかりません。

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