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ハイキュー!!及川徹の「センスは磨くもの」を思い出した一冊

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「『仕事ができる』とはどういうことか?」を読むに至った理由


読むに至った理由は3つある。

①instagramにてこの本の名前を見かけて気になったから。
➁作者のTwitterをフォローしていたから。
③「仕事ができる」とは私もしっくりくる答えを持たず、モヤモヤしていた事象だったから解決できるのではと思ったから。


「『仕事ができる』とはどういうことか?」を読んでのメモ


・「仕事ができる」とは「センス」を使って成果を出せること。

・「センス」とは矛盾を直視でき、「具体と抽象の行き来」ができること。

・スキルだけでは限界にぶち当たる。

・スキルが生み出す「役に立つ」は飽和していく。

・センスは説明能力が弱く、「努力が報われる」的な風潮とかけ離れているイメージを持たれるため、スキルより扱いが劣後されてしまう。

・「仕事ができる人」はインサイドアウトで動ける。

・「仕事ができる人」は全体を俯瞰できる。

・「仕事ができる人」は自分のセンスの土俵を理解している。

・「仕事ができる人」は一挙手一投足全てを、「利益=支払意志額ーコスト」に繋げている。

・「仕事ができない人」は「分析」や「作業」に手を付けて安心しがち。

・「仕事ができない人」は順列の感覚を持たず、ToDoも並列の箇条書きでリストを作ってしまう。

「『仕事ができる』とはどういうことか?」を読んで実行すること

・時間軸や流れから見た仕事の進め方、タスクの消化の仕方をしていく。
・全体的に仕事や課題を見つめることを意識する。
・兎にも角にも「成果」を出すことを絶対に忘れない。


最後に


仕事についてのモヤモヤが晴れるような素晴らしい一冊でした。社会人1年目~3年目でコレを読むと仕事に対しての意識や、取り組み方に大きな変化が生まれる気がするのでおススメします。

さて、ここまで一切触れていなかったタイトルについて触れます。バレーボール漫画の「ハイキュー!!」で、ライバル校青葉城西の及川徹が言っていた一言、「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」というセリフをこの本を読んで思い出しました。たしかに、この本で触れている「センス」というものは、どこかこうフワッとしていたり、定義のし辛いものです。だからどうしても、才能と同じく先天的なものとして捉えてしまいがちです。

才能にはそれなりに先天的な部分も含まれると思います。スポーツ等での体格はその最たる例だと思いますし。ですが、センスは別だと思います。この本で、センスは後天的に手に入るものだと言っています。なんとなく無意識でやっていることや何気なくやっていたことが、時間を重ねて積み重なることにより、本人の中で確信的な力に変わる。それがセンスだと。何気なくやっていたことなどがセンスへと昇華されるため、本人は努力や訓練をしている意識はなく、外から見てもそういった様子は見えない。だから、センスが先天的なものに見えてしまうのではないかと書かれていました。

経験によって出来上がった暗黙知のようなもの、それこそがセンスなのだと思いました。仕事だけでなく、スポーツでも同じようなものがあると思います。その本人の中にだけあって、明文化することも完全に言葉で伝えることも不可能に近い、そういったものがセンスなのだと思いました。本人の中でしか積み上げられない、真似のできないオリジナリティに溢れたもの。スキルの価値が飽和していく世の中で、本当に希少価値があって差を付けていくものはこういうものだと感じました。

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