【2024年版】LINEプッシュ通知の6つの導入方法とその選び方(診断チャート付き)
はじめに
LINEのプッシュ通知を導入する方法をいくつご存じでしょうか?
大きく分けて6つ存在します。
昨今、多くの企業がLINEを使って顧客にプッシュ通知を行っていますが、この6つの導入方法を踏まえずに、なんとなくで導入してしまっている企業がほとんどだと思います。
そこで本記事では、LINEのプッシュ通知を導入する方法を6つ紹介した上で、どの方法を使うべきかを診断チャートを使って解説いたします。
LINEプッシュ通知の6つの導入方法
LINEプッシュ通知の6つの導入方法の概略をまとめました。
1. LINE公式アカウントをLINE Official Account Managerで管理
一番基本的な導入方法です。LINE Official Account ManagerとはLINEの公式の管理ツールのことです。通知コスト以外のコストはかかりません。シンプルな要件の場合はこれで十分なこともあります。
2. LINE公式アカウントをLステップなどのマーケティングツールで管理
細かいセグメント配信や予約機能の導入が可能になります。LINEの通知コスト以外に月額3,000円〜30,000円ほどのシステム使用料がかかります。
3. LINE公式アカウントのボットの開発
独自のLINE公式アカウントのボットを開発会社に開発してもらう方法です。LINE Official Account Managerや既存のマーケティングツールより自由にボットを作ることができます。LINEの通知コスト以外に、システム開発費用がかかります。
4. LINEミニアプリのパッケージ導入
LINE公式アカウントではなくLINEミニアプリ経由で通知を行う方法です。LINEの通知コストがかからないことが特徴です。ただ、通知内容や通知タイミングには制約があるので注意が必要です。各社が予約や順番待ちといったシステムのパッケージを提供しています。
5. LINEミニアプリの開発
独自のLINEミニアプリを開発会社に開発してもらう方法です。LINEの通知コストはかかりませんが、システム開発費用がかかってきます。通知内容や通知タイミングには制約があるので注意が必要です。
6. LINE Notifyの開発
一番マイナーな方法かもしれません。LINE公式アカウントではなくLINE Notifyという専用アカウントに通知を送る方法です。LINEミニアプリと同様、LINEの通知コストがかかりません。また、通知内容も規約に抵触しない限り自由に設定できます。ただ比較的古いサービスということもあり、リッチなメッセージには対応していません。
皆さんが知らない導入方法もあったのではないでしょうか?
LINEを使わないプッシュ通知の2つの導入方法
さらに、予算や要件によってはLINEを使わない選択肢も考えておくべきでしょう。LINEを使わずにプッシュ通知する方法を2つ紹介します。
1. ネイティブアプリの開発
ネイティブアプリとはiOSやAndroidのアプリのことをいいます。通知はほぼ無料で行え、最も柔軟にいろいろなことを実現できます。ただ開発費用が高くなりがちなのと、ユーザーにわざわざ新しいアプリをインストールしてもらう必要があります。
2. PWA対応Webサイトの開発
ブラウザの通知機能を利用する方法になります。開発するものはWebサイトなので開発費用はネイティブよりは抑えられると思います。ただ、ユーザーに通知がいくようにするにはユーザー自身の操作が必要になってきます。
さて、LINEを使った6つの通知方法と使わない2つの方法の計8つのどれを選べばいいかを見ていきましょう。
プッシュ通知の目的4パターン
まず、企業が顧客にプッシュ通知をする目的をざっと下記の4パターンに分類してみました。
キャンペーンやクーポン配布の通知
新規友だち追加後の再来店や優良顧客転換の促進
ユーザーに有益なコンテンツの定期配信
ユーザーアクションが必要なタイミングでの通知
それぞれのパターンごとに、最適な施策を診断チャートにまとめました。
1.キャンペーンやクーポン配布の通知
キャンペーンやクーポン配布の通知は、ユーザーに直接お得な情報を届けることで、エンゲージメントの向上や売上アップにつなげることができます。
以下の診断チャートを参考に、自社に最適な通知方法を選びましょう。
こちらの診断チャートの解説は下の記事をご覧ください。
2. 新規友だち追加後の再来店や優良顧客転換の促進
新規に友だちになったユーザーに、お店に再来店してもらいたいとき、商品の購入を促したいときは、友だちになってからの日数やユーザーの属性情報にあわせて自動でメッセージを送信することが効果的です。これをステップ配信と呼びます。
下の図はステップ配信を行いたいときの診断チャートです。
こちらの診断チャートの解説は下の記事をご覧ください。
3. ユーザーに有益なコンテンツの定期配信
特定のスキルを身につけたいユーザーに対して、関連する有益な情報を定期的に配信することで、ユーザーの満足度を高めることができます。
例えば、以下のようなケースが考えられます。
英語学習者に問題や会話のコツを配信する
筋トレに取り組む人に効果的なトレーニング方法のアドバイスを配信する
受験生に問題を配信する
下の図はこのようなユーザーに有益なコンテンツを配信したいときの診断チャートになります。
こちらの診断チャートの解説は下の記事をご覧ください。
4. ユーザーアクションが必要なタイミングでの通知
ユーザーに何らかのアクションをとってもらいたいタイミングでお知らせをしたいこともあるでしょう。例えば、美容室の予約のリマインドであったり、順番待ちをしているユーザーに順番が回ってきたことを知らせるようなシチュエーションです。
下の図はアクションが必要なタイミングで配信をしたいときの診断チャートです。
こちらの診断チャートの解説は下の記事をご覧ください。
まとめ
本記事では、LINEプッシュ通知の6つの導入方法と診断チャートを紹介いたしました。診断が終わったら、該当のパターンの記事もご参照いただき、より理解を深めていただければ幸いです。予算や求めるユーザー体験のレベルに応じて最適な手法を選択していきましょう。
なお、本記事に掲載しているサービスの料金は2024年7月時点のものであり、将来変更される可能性があります。実際に導入を検討する際は、各サービスの最新の料金情報を参照してください。
さいごに
ボイスアップラボはLINE関連のシステム開発を受け付けています。既存のマーケティングツールでは要件を満たせないような時はぜひ一度お問い合わせください。
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