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「省エネ男子、空港に行く」あとがき

#1 はこちらから

2022年度最後の日、自身4作目のオリジナル短編小説をアップしました。

これまで出してきた短編3作品は全て「岩手県盛岡市」を舞台にしていたんですが、今回初めて場所を変えています。

題名にもある通り今作は空港が登場し、ここがとても大事な場所になってくるのですが、盛岡市内には空港がありません。

ということで、岩手県内唯一の空港がある「花巻市」に舞台を移して小説を書きました!

※野球の菊池雄星さんや大谷翔平さんの出身校・花巻東高校がある、あの花巻市です。童話作家の宮沢賢治ゆかりの地としても有名ですね。



さて、今作を書こうと思ったそもそものきっかけなんですけど、

「私がグラハン大好き人間だから」

マジでこの一言に尽きます。笑

どういう経緯だったかもう忘れちゃったんだけど、数年前にひょんなことから旦那氏と花巻空港に遊びに行ったのが始まりでした。


今作に登場する空港のモデル・花巻空港!


飛行機に乗ることなんてほとんどない私たちなので、空港なんていつぶり?ってか飛行機乗らない人でも空港の中入っていいの?というレベルでした。

そこで「展望デッキ」の存在を知り、普段お目にかからない大きな機体に、そして今回の小説の重要人物「グランドハンドリングスタッフ」に出会うことになる訳です。

あんなに巨大な飛行機を相手に作業している人たちがいるなんて、乗客からは見えないところでこんな裏方の人たちがいるなんて。

私は元々「縁の下の力持ち」的ポジションにとてつもなく惹かれる性分で、今作の主人公同様、そのかっこよさに衝撃を受けたんですよね。

地面の反射が最高にかっこいい1枚📷


それからというもの、暇さえあれば花巻空港の展望デッキに赴くのが趣味の一つになってしまうほど、空港やグラハンに夢中になってしまいました。

花巻空港公式Instagramでは展望デッキの紹介リールも上がってて、見つけたときすごくテンション上がったんだよね~~こちらから見られます↓


満足するまで展望デッキに入り浸った後、空港内のお土産物屋さんで普段買わないような地元のお菓子なんかを買って帰るのも空港の醍醐味。笑

ちなみに、花巻空港の展望デッキ付近には本当にセブンティーンアイスの自販機がありますよ(え、知らぬ間に撤去とかされてないといいな…)、もし行く機会がある方はぜひ見つけてみてくださいね🍦



というバックボーンがあり、いつか空港とか飛行機とかグラハンとか、そういうものを題材にした小説書きたいなぁぁと思っていた時、その思いを決意に変える出来事があったんです。

それは……

全力で推しているSnowMan・阿部亮平くんが空港を舞台にした連ドラに出演したこと!!

2022年7月に放送が始まった金曜ナイトドラマ『NICE FLIGHT!』にて、航空管制官役で阿部ちゃんが出ると知った私は、嬉しさのあまり発狂したわけですよ。

※嬉しすぎた当時の心境やら何やらはこちらのnoteに綴ってます。笑


空港×阿部ちゃんという、好きと好きの奇跡すぎるコラボを目の当たりにし、空港の小説を描き始めるならこのタイミングしかないと思い立って、昨年の9月中旬から執筆を始めました。

とはいえ、専門知識も持たない私では空港職員を主人公にした作品は書けないなぁと思っていたので、私に似た境遇の人間をメインにしようと決め、今回の「空港が身近にあった省エネ男子高校生」が生まれたんです。

加えて、私は写真を撮るのも結構好きなので、省エネくんにも写真にハマってもらいたくて写真部に所属させました。

さて、これまでの小説は、起承転結をあまり決めずに書き始め、私の心の赴くまま?主人公が勝手に動くまま?書き進めることがほとんどだったけど、今作はある程度あらすじの大枠を組み立ててから着手してみました。

ただ、流れをあらかじめ決めていても「んーなんか違うな」って進路変更した部分は多々あるし、結末なんて当初とだいぶ変わっちゃったけどね。

※最初の筋書きでは、省エネ男子くんは空港専属のカメラマンに仕上げる予定だったんだけど、なんか「もはやグラハンスタッフにしちゃった方が面白いかな」って思い立って変えちゃいました。笑

まぁ、本気で物書きになりたくて執筆しているというよりは、自分の創作意欲を発散しながら趣味で小説を書いてるという感じなので、これからもマイペースにゆるく更新できれば良いかなと思っています。

沢山のスキを獲得したいというよりも誰か1人にでも読んでいただければそれで十分なので、もしまた見つけてくださった折には暇つぶしにでも読んでもらえれば幸いです。


「省エネ男子、空港に行く」

最後までお読みいただきありがとうございました!

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