プログラムやりたいけど、もうプログラマはいらないの?ーGoogleサイトで作るグループウェア(193)ー
🙇🏻いつも、Googleサイトで作るグループウェアを見ていただき、ありがとうございます!
この記事を読んで欲しい方
企業DXや学校DXの進め方に悩んでいる方
クラウドアプリの導入に悩んでいる方
自分だけのGoogleサイトを作ってみたい方
AIの利用に悩んでいる方
①ある高校生の悩み
みなさんこんにちは。
AIコーディングの進化が半端ない今日このごろですが、先日会社のミーティングの中で出た話です。
ある方の、親戚の高校生が、「プログラムに興味があって、勉強したいんだけど、もうこれからはAIがプログラムをつくる時代らしくて、やめたほうが良いのかな?」という悩みを打ち明けたそうです。
まあ、初々しい悩みですが、専門学校でITを教える私にとっては、なかなか考えさせられました。
まず、結論から言うと、「いやいや、違うよね。そりゃ、キーボード叩いてコードを打ち込む部分はいらなくなるかもしれないけど、アプリを作りあげていく部分(制作全般)はなくならないよ。」ということです。
②アプリ開発の流れ
たとえば一般的なアプリ開発は、以下の6つの手順になります。
1.要件定義 > 2.基本設計 > 3.詳細設計 > 4.開発 > 5.テスト > 6.リリース
たとえ、AI自動コーディングが進歩したとしても、アプリが商品である以上、人間が全く介在せずにアプリが作られることはありません。
AIには、必ず人間から「アプリを作れ」という指示が必要です。そして、どのようなアプリにするのか、どのようなデザインがいいのか等、あらゆる段階でAIへの細かい指示が必要になります。
さらにプログラム言語を学ぶことは、単に命令語を覚えるだけではなく、論理的思考や問題解決のスキルが身につくことでもあるのです。
また、AIには創造性の限界がありますので、人間が必要です。
人間とAIが協働してアプリを作り上げていくことこそが、今後主流になると考えられます。
そして、ITは常に進歩し続ける分野でもありますので、常に学び続ける姿勢を身につけることがとても大切なのです。
③おわりに
昨今、AI自動コーディングの議論が、まるでプログラマやエンジニアが不要になるかようなニュアンスで得意げに語る人たちを時々見かけて、私自身違和感を覚えることがあります。
純粋にプログラムだけをやっている人はAIに置き換わるとは思いますが、それ以外のITのスキルについては、AIとの協働において今までよりももっと必要になってくるでしょう。
芽生え始めたITスキルへの憧れを、我々大人は摘んではならないと思いますよ。