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ピカソ展へ行ったら、ピカソの印象がガラッと変わった𓂃𓂂🍃



ひろしま美術館で開催されている「ピカソ 青の時代を超えて」に行ってきた。

私の中でピカソって、
幾何学的な絵を描いている。
恋多き人生。
陽気な人?
というイメージが強かった。


ピカソに対する印象がガラッと変わった。


絵を通して、悲しさも楽しさも伝わってくる。


ピカソって、ただ陽気な方ではなくて(失礼すぎる)、
繊細で感情を絵に落とし込めるのが上手い画家だったんだ。



絵をみて、こんなに心を奪われたのは初めてだった。


青の時代の絵。
ピカソは辛さや苦しさを青い絵の具で表現していた。

印象に残っている絵は、「海辺の母子像」と「酒場の二人の女」
白い頭巾をかぶった女性が赤ちゃんを抱いている姿。2人の女性の後ろ姿。
苦しさを抱えていきていることが伝わってきた。
絵を描くことで、苦しさや辛さを消化していたのではないかって思う。


青の時代からバラの時代へと変わると、明るい色彩の絵が多くなってくる。家庭ができたことで、ピカソ自身が安定してきたから、明るく温かい絵へと変化してきたのではないだろうか。

繊細で、感性が豊かなピカソのことを、もっと知りたいっていう気持ちを掻き立てられた。


なんとなく知っている数枚の絵で、ピカソってこういう人だって知った気になっていた。
普段から、知っているごくわずかな情報でこういう人だって、思い込んでしまっているように。
でも、実際はほんの一面でしか、その人のことを捉えることができてないから、多くの魅力に気づけない。それは非常にもったいない。



展示が、いかに狭い視野で物事をみているのかって気づかせてくれた。
狭い視野で決めつけてしまうのではなくて、
広い視野で多面的に物事を捉えられる人になりたい。




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