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一般社団法人RPII Japanの特長(リスクベネフィットアセスメント方法の採用)

当社は遊具や遊び場を評価する際にリスクベネフィットアセスメント方法を取り入れることも推奨しています。

リスクベネフィットアセスメントの評価方法プロセス

遊びのリスク分析と子どもの発達と経験と教育の価値(ベネフィット)を比較
して評価します。

リスクアセスメントによるリスク評価と、子供にとってのベネフィット(子どもの発達や様々な体験などの教育的視点からの遊びの価値)を比較分析。

リスクベネフィットアセスメント評価・比較分析プロセスフロー


許容できないリスクに対するアクションについて

許容できないリスクを発見した場合、どの様な行動を取るべきかを上記の表が示しています。

Ⓐは遊具内で発見された当初のリスクを許容できるレベルに改善した上で更に遊具の遊びの価値(ベネフィット)をより高くしたアクションを示しています。

Ⓑは遊具内で発見された当初のリスクを許容できるレベルに改善した上で更に遊具の遊びの価値(ベネフィット)をⒶ程ではないが高くしたアクションを示しています。

Ⓒは遊具内で発見された当初のリスクを許容できるレベルに改善したのですが遊具の遊びの価値(ベネフィット)をリスク発見時のレベルよりも低くしかできなかったアクションが示されています。

リスクが発見された際にはその遊具は子どもたちにとって危険であり撤去すべきであると判断することは簡単ですが、子どもたちから遊ぶ機会だけでなく、遊びを通じて得られる学習面や成長面でのベネフィット=遊びの価値も無くしてしまうことになります。これは傷害のリスクが無くなったからといって子どもにとっては良いことではなく、最悪のシナリオです。

従って、当社は許容できないリスクであってもリスクアセスメントをしっかり行い、リスクをできるレベルの範疇に改善するとともに、Ⓐ>Ⓑ>Ⓒの順に如何にか遊びの価値を高められるようにリスクとベネフィットの比較分析を行うことを推奨しております。