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過去,現在,未来 学級通信『Sagittarius』vol.12 2021.4.22発行

自分の過去,現在,未来を見つめよう

 授業が始まり1週間が経ちました。バタバタとした日々の中ですが,個人面談を進めています。キミたちのお話を聞かせてもらっていると,自分の未来だけを考えている人が,結構多い印象を受けています。受験校や,勉強についての関心が強いとは思いますが,ここは一休み。
 今日は自分の人生の見つけ方,進路の考え方の最初の1歩をキミたちに伝えたいと思ます。自分の過去・現在・未来を見つめなおしてみましょう。
 授業が始まり1週間が経ちました。バタバタとした日々の中ですが,個人面談を進めています。キミたちのお話を聞かせてもらっていると,自分の未来だけを考えている人が,結構多い印象を受けています。受験校や,勉強についての関心が強いとは思いますが,ここは一休み。
 今日は自分の人生の見つけ方,進路の考え方の最初の1歩をキミたちに伝えたいと思ます。自分の過去・現在・未来を見つめなおしてみましょう。

近未来は過去の経験が決める!

 キミたちは進路を考えるときに、『自分の将来ばかり考えていませんか?』そして、『今の自分には無理だ…』と自分の考えを否定していませんか?そんな人はまず自分の過去を見つめなおしてみましょう。自分が将来就きたい仕事や将来の夢を決めるのは自分の過去です。
 就きたい仕事や学びたい学問がある人は自分の過去に理由があるはずです。例えば、「昔入院したときにお世話になった看護師さんにあこがれて看護師になりたい」、「子供のころ保育園の先生が大好きだったから保育士になりたい」など。つまり自分の「なりたい!」「やりたい!」を決めるのは過去の自分なのです。
 こうやって自分の過去から自分の「なりたい!」「やりたい!」が見つかったら,具体化してみましょう。上の保育士の例をつかいます。「私の好きだった保育園の先生はいつも私と一緒にいてくれて、私の気持ちをわかってくれた」というのであれば、子供の気持ちがわかる保育士になりたい!という風に具体的な目標がたちますよね?じゃあ子供の気持ちをわかるためには児童心理を勉強しないといけません。だからこういう人は児童心理をしっかり勉強できる短大をさがすのです! 

自分の未来の「生き方」を考える!

 過去を見つめると同時に、自分の未来を考えてみましょう。キミたちは自分の未来を考えるときに、就きたい職業や進学したい学校を考えていませんか?
 上に書いたように職業や進学先の決定は、自分の過去と向き合って決めるものなのです。ここでいう未来を考えるとは自分の「生き方」を考えることなのです。
 例えば「オレは金を稼いで、いい車に乗って、いい家に住んで、うまいご飯を食べるんだ!」というのも1つの生き方でしょう。例えば、「お金はいらないから人助けのために生きるんだ」、「結婚して、子供を産んで幸せな家庭を築きたい」「やりがいのある仕事をバリバリこなしたい」というのも生き方の1つですよね?進路決定をする今、この「生き方」「人生」をしっかり考えてください。 

過去と未来をつなぐのは,”現在”のキミだけ

 こうやって自分の過去と未来を見つめなおせたら、最後は現在です。しっかりと過去と未来を考えられたら、進みたい道はしっかりと決まります。そして、その道は譲ることのできない強い想いとともにあるはずです。
 キミたちはこう思いますよね?「自分にはできないんじゃないか…」。でも、もう自分から逃げることはできません。自分の進みたい道や理想の自分と、現在の自分にギャップがあるなら、今努力してください。理想の自分と過去の想いをつなげることができるのは現在の自分しかいないのです。自分の過去を見つめ、未来を決めたなら、もう目を背けることは許されません。だから今できることを全力でやるのです。
 この1年,キミたちは自分と向かい合います。ともすれば人生最後のチャンスかもしれません。だから,後悔のないように全力で走りましょうね。
 

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