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僕が鬱の時、何をしていたのか vol.4「ひまわりの種と二人の女性」

vol.2「星になった友とUFO」で書いたとおり、僕は一年留年して、一年休学後に復学して、計6年かけて大学を卒業した。
休学したのは120万という学費をもはや親に出してもらうことができなくなったため、自力で何とか貯める必要があったからだ。
ペットショップと警備員のアルバイトを掛け持ちした。
週休どころか、月に2日くらいしか休みなしで働いた。
その合間に十分でないとはいえ、勉強もしていた。
実際には復学する時に120万円すべて貯まっていたわけではなく80万くらいだった。だから大学の事務局に頼み半期分ずつ支払うことで復学できた。

復学して2度目となる4回生は卒論を書きながら、生計を立てるためにアルバイトも継続し、足りない単位を取りに通学もするという、かなりハードな一年となった。


当時はタバコも吸っていたのだが、卒論のテーマを「タバコの向精神作用について」にしたこともあってか、卒論を書くための徹夜に必要だったからか、タバコの量が増え、一日2、3箱くらい吸っていた。
10時間労働の後、夜中2時ごろまで卒論を書く毎日だった。
昼に少し必要な講義に出て、速攻バイトへ向かい、そして夜中まで卒論、タバコ、酒。

また当時はリストラされて警備員の契約社員となってしまったおじさんたちに連れられて、よくキャバクラにも通っていた。
 21、2歳で、すでにキャバクラ常連みたいになっていた。そして僕のお気に入りだった女子高生の制服を着ているお店のNと、バドガールのボディコンワンピースのお店のKを同時期にデートに誘った。

どちらにも花をプレゼントしたりして。
どちらともデートの約束までしていたのに…

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