【パーソナルカラー診断の危険性】誤った伝わり方
#パーソナルカラー診断 が港では主流になって来ました。
というのもパーソナルカラーは以前からありましたが(私が資格をとったのは約10年前)フォーカスされるようになったのが近年です。
当時は協会が2つしかなかったのですが今は通信教育のユーキャンでも取れるように、沢山のパーソナルカラー協会がありますね。カラーアナリストやアドバイザーなどカラー資格の名称も様々です。
実際 私もパーソナルカラーの診断資格は保持していますが、この業界が普及した背景で誤ってお客様へ伝わっている事があります。
それは【私にはこの色しか似合わない】という誤解。
そもそもパーソナルカラーとは生まれ持った色素から分析する統一感の取れるカラーの事です。(髪や目の色肌の質感などで診断します)
カラー以外にも似合う素材やアクセサリーもわかります。
色素の観点からいえば統一感の取れる相性の良い色(色相、彩度、明度)つまり 似合う色 はあります。が、
ファッションの観点からいえば ”カラーが全て” ということはありません。
確かに 好きな色=似合う色 ではありませんが
【好きな色を似合わせる事】はファッションにおいては可能です。
そもそも、なぜ好きな色 と 似合う色が違うのか。
ここも毎回のように書いているように自分のマインドが関わって来ます。
これはカラー医療心理学の分野になるのですが、選ぶ色のグループによってマインドの種類が分けられます。
細かくいえば数種類ありますが、大まかにいえば 暖色を好む人 寒色を好む人によってマインドが違います。
●暖色を好む人→ ポジティブ、人が好き、活発 など
●寒色を好む人→ クール、ナイーブ、独自の価値観 など
なので、例えば好きな色が暖色だった場合でパーソナルカラー診断で似合う色が寒色だった場合(厳密には基本的に4種類に分けれます)
お客様の脳内では
「え? 私は別にクールなカラー着たいわけじゃないんだけど。。」
が起こるわけです。
つまり自分の内面と外見が一致しないことに違和感を感じます。(これは全ての人が)
もっと簡単にいえば、ユーチューバーのゆうこす みたいな女の子でありたいんだけど(暖色)
診断ではクールな菜々緒系が似合うよ。(寒色)と言われるようなものです。(注:どっちが良い悪いでは決してないですよ)
その時に、パーソナルカラーだけの伝え方や伝わり方だと逆に新たな課題を感じたり、迷ったり、知らなければよかったとなるわけです。
最初に言ったように 基準となる似合う色は確かにあります。
が、それは自分のキャンバスに描く材料です。絵の具や筆の種類と置き換えてください。
キャンバスに描くものはパーソナルカラーで決められるものでも、決めるものではありません、自分の自由です。
赤でもリンゴを描く人、リップスティックを描く人、太陽を描く人様々です。
パーソナルカラーで分類はできても 全く同じ人間はいません。一人一人顔のパーツもマインドも環境も考え方も違います。
なので、自分らしさを表現する中に パーソナルカラーという一つの道具があるという風に考えるべき。
パーソナルカラーがスプリングだったから、ウィンターだったからとその枠で自分を決めないで良いのです。
私はその枠にとらわれず、利用して自分を作っていくための軸を見つける方法としてパーソナルカラーを取り入れてます。
パーソナルカラーは決めつける為のものではありません。
あ、こんな色も服も似合うんだ と自分を再確認できるとても素敵なものです。
パーソナルカラー診断は流行っているのもあり沢山の人が安価で行なっていますが、誰に診断してもらうかによっても とても変わります。
たかがカラー診断と占いのように考えてる人も多いですが、私自身は伝える仕事としてとても責任のある仕事だと思っています。
次回詳しく書きますが 私はいわゆる一般的な客観的に見て似合うパーソナルカラー(外見的パーソナルカラーと伝えています)だけでなく
お客様の自分の好きな色も同時に診断しています( 内面的パーソナルカラーと伝えています。)この内面的パーソナルカラー診断は心理学から抽出しているので私独自なものです。
ここから自分の深層心理が見出せますので、自分でも気付かない自分が求めている生き方やありたい姿が見えます。
セカンドオピニオンで来られる方が多いのも
他では外見に似合うカラーのみの診断で、自分の内面を知りたいやカラーのファッションでの活かし方を知りたい方です。
また、カラー診断とは別でファッションに落とし込むのはスタイリストのセンスと能力なので、
一般的な診断だけではわからない事です。
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