#推薦図書 NO29 「ちょっと今から仕事やめてくる」

「ちょっと今から仕事やめてくる」北川 恵海 (著)

ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。 同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。 なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった――。第21回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞作。 スカっとできて最後は泣ける“すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー”
おすすめ理由:ブラック企業に悩んでいる、今の働き方に疑問を持っている、会社に行くことが辛い、生きるのが辛い、と悩んでる人に観て欲しい。人生には選択肢が多くある、だからこそ無理はしなくても良い、多様な選択をして良いのである。会社に勤めることが全てではない。死ぬくらいならば会社を辞めてもいい。今の日本は確かにレールから外れることは社会的に許されない風潮があるのも現実ではある。だが、命があってこその人生である。周りに流されてはいけない。まずはこの作品を見てから決断しても遅くはない。今日本社会に疑問を持っている全ての人に観て欲しい、いや観るべきだと思うわせる作品である。

こちらの作品は映画化もされております。映像化されても良さを失っていないので、観る価値があります。






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