おばあちゃんとはちべい

これはおばあちゃんと人間に生まれ変わりたいと思っているはちべいというわんこのお話です。…

おばあちゃんとはちべい

これはおばあちゃんと人間に生まれ変わりたいと思っているはちべいというわんこのお話です。 おばあちゃんから生きる智慧を頂いて、ますます人間に生まれたいと思うはちべい。 今日も、ひとりと一匹の会話は続きます。どうぞゆっくりしていってくださいね。

最近の記事

はちべいポエム27

山がある 海がある 空がある そのなかで 今日も笑ったり、泣いたり、怒ったり、恨んだりする わたしたちがいる 山も荒れるだろう 海も荒れるだろう 空も荒れるだろう でも、山の中にもっとこう在るべき海をつくることはない 海の中にもっとこう在るべき空をつくることはない 空の中にもっとこう在るべき山をつくることもない われわれひとだけが、心のなかに勝手な他人をつくる 毎日、これに右往左往しているわたしたちっていったい何でしょう でも、それがわたしたち しょせんそんなものかとほっ

    • はちべいポエム26

      ひとは愚かで気づかない というか、気づこうとしない とても大切なタイミングがある ひとつは、どこか拒絶していたものを自分から やっと始めてみようと思ったとき もうひとつは、大切なものを失ったとき だけど遅すぎると思ったそのタイミングがあるから とても素直な気持ちになったり 自分自身を観る勇気が大切だということに 気づかされるのかもしれないね だって、そのことがとても大切なことなんだから 決して遅すぎることはないさ                             

      • はちべいポエム25

        母を失った父へ 今あなたは、歩きなれた道をひとりで歩いているのかもしれない でも見えていないだけで、あなたの傍らにはたしかに寄り添っている ひとがいる つまらさそうな顔をして歩いているあなたの横を 心配そうにほほえみながら見守っているひとがいる 大丈夫だから、もっと楽しんでと届くことのない言葉をかけながら どうして気づかなかったんだろうと思っている想いは しっかりと伝わっているみたいだ 少しだけ寄り道をするが、もうすぐ帰るから待っていてほしい 話したいことがたくさんあ

        • はちべいポエム24

          今日一日、振り返ってください どんな一日にしましたか ? 心の徳とは、ひとを思いやり慈しむこと 逆に心の不徳とは、ひとをいじめ、ひとをさげすむこと 長いものに巻かれているそのひとも あなたもいずれ死にます 今を上手に生きていくことを理由に自分の生き方を 決めてしまうのですか ? あなたはそれでいいのですか ? あなたの短い一生を他人に任せ、ごまかして生きますか? いったい、あなたは誰ですか ?

          はちべいポエム23

          自分の意見・考えって何でしょう 自分がされて嫌なことはひとにはしないことが基本です そこに素直な心や自分自身を観る勇気がありますか? 「そんなこと、言われなくたってわかっている」 「まぁ、分かるよ。でも理想だよね」 「あなたはそんなことを言うけれど、それほど世の中甘くない」 「そんなふうに生きたって、結局負け組になるよね」 と正当化の理由を当然のように言って、ただ逃げている どうしてこんなに自分勝手に考えるようになったのでしょう 嫌なことをされて、本当は分かっているくせに ま

          はちべいポエム22

          ひとを想う気持ちは 自分だけの弱い気持ちだけでは補えない 自分が他人に出して、他人から与えられて十分となる だから、おたがいさまと相手を許容し思いやること 他人を思いやる心を育て、その時間をつくること たとえ他人から嫌なことや気分を害することをされても 自らの心の動きに気づき、徳性を高めれば されて嫌なことに恨みや憎しみを持つことなく さらに学び、自分の徳性を高めることになるのです 仁・恕の心を学ぶことは、自己と他人の言動を観ることから すべて始まります 仁という人を慈しむ

          はちべいポエム21

          志しとは、自分の為ではなく、誰かの為 侍は、自分が不利になることを惜しまず 誰かを守るために投げ出す勇気をもつもの 侍は自分のためではなく、何度も戦った しかし、そんな侍が行き着いた究極の強さは 争うことなく己(刀)を治めることであった 自らのふところには他人ではなく自分を正す刀をもつ そして幸せそうに暮らす大切な人を 離れた場所から目を細めてほほえむ余裕すら持ちながら そのふところには、とてもあたたかい志しがあった                              

          はちべいポエム20

          悲しいとき、つらいとき、楽しいとき どんなこともいずれ過ぎ去って いつか想い出となる日が来る そんなこともあったねと 重かったものが軽くなり すべてやさしくなる 私自身があたたかい陽射しに包まれる だから今が辛くても 安心していいんだよ 時の流れって、流して包んでくれるんだね                            八

          はちべいポエム19

          私だけを見る私 他人ばかりを見る私 どちらにも片寄りがある その両方を見る私に丁度良い正しさがある 私を悩ませ苦しませるもの 他人の言動 自分のなかの揺れ動く感情 このどちらでもなく 自分のなかに潜む穏やかな私 今の自分の心の動きを読み取り この私に頼ること かならず良い方向に導いてくれるはず 多少の失敗からまた気づき、立ち直る私になる 他人も自分の感情も そんな立ち直る私を実はよく見ていて かなわないと思うと揺さぶったりしなくなるものだ つけ込む隙を与えるな 自分も相手も大

          はちべいポエム18

          私の母はいつもそうだった ほしい花があるとひとから分けてもらうひとだった でも、その花が育つと惜しみなくひとに分け与えるひとだった 仕事もそう 自分が得る収入のことだけ考えると辛い だれかの役に立っているとか仕事自体に真心をこめると嬉しくなる 掃除もそう なんで自分がしなければいけないのかと考えてばかりいると辛い こそっと公園のゴミ拾いをしたり、部屋を掃除すると嬉しくなる 経済もそう 自分だけもうけてやれと考えると回らなくなる 全体のバランスを考えて、じぶんの利益に足る

          はちべいポエム17

          楽しいこと 辛いこと 悲しいこと 嫌なこと 嬉しいこと 耐えること そのときはそのままのこととして受け止めるね でなきゃ、経験にならないからね 色々あってもそのことが過ぎ去ってしまって 尚且つ、思うようにいかない経験をたくさんすると すべてがたいしたことないと思えるようになるものなんだ それどころか、それぞれが優しいことに変わる あら不思議 そういえば、あんなこともあったって懐かしくなるのかなぁ だから今が辛くても大丈夫なんだよ いずれ目を細めるような思い出に変わるから 自信

          はちべいポエム16

          ことを成すとはどういうことか どんな植物も明日急に花を咲かせることはない 毎日見ていても違いがそれほど分からないときもあれば、 急激に違いを感じるときもあったりして、 徐々に花を咲かせるために変化していくものだ 水をやりすぎれば根が腐り、水が無さ過ぎれば枯れてしまう 日差しに暖かく守られて、大地に支えられ生きる力を与えられる 時が来て見事に花を咲かせても、だれに褒められることもなく ただその使命を全うして土に還っていく ことを成すとは、こういうことか 派手ではないが、こんなに

          はちべいポエム15

          なにも考えずにただ生活しているとひとは自然に判断し行動しているものだ ひとはまず、好きか嫌いかどちらでもないかを判断している それから時間をある程度かけて、自らの損得と居心地の良さをはかる 1.自分自身の生き方を見返す 他人と比べずに、昨日の自分と比べ 少しでも自分を良くして行けているのか 悪しきことに染まらず良きことをなし、謙虚で腐らず 浮き沈みする気分に流されず 正義の刀はふところに収め、まわりが幸せそうにしているのを 良しとして生きていくこと 2. 自分をいつも見方

          はちべいポエム14

          嫌な人に出会ったとき ただ、嫌な気分になり、何もかもが嫌になるのは 自分がそのひとのせいにしているから 嫌な人はいるさ どこにでも でも、自分がどうしていくのかを決めていないだけ さぁ、どうするかちゃんと決めよう まずは、ちゃんと向き合うこと どうしていくのか 色々やったって、ダメかも知れないよ でも、とりあえずやってみようよ ただ悩み続けることや ただ逃げるのは良くない やれることをやってみようよ 結果を恐れたり、相手のせいにしつづけたりたり もうやめよう 自分で、どうして

          はちべいポエム13

          ひとの優しさは失って気づくもの 大切なことは伝わるのに時間がかかるもの ひとを傷つけなきゃいいじゃないか 相変わらず、ひとにうまく使われて やさしすぎると呆れられながらやっているよ 朝の光を浴びて 今日を素直に謙虚に生きることを ひとにやさしくできるように願おう 投げ出したくなることがあっても また今日一日を大切にしようよ 自分がだれかになにをしてあげられるだろうかなんて考えながら                                八

          はちべいポエム12

          ひとには二つのタイプがあると思う 1. たえず自分のことを考えて、自分のことが一番で生きているひと 2. 自分のためだと案外いい加減で、好きなひとのためだと頑張れるひと 1のひとは、損得をわりと考えやすく人によって態度を変えやすい 2のひとは、ときに迷い苦しむことが多く、やさしい立ち振る舞いで相手に つい譲ってしまう 1のひとの強さとは、自分に何か不利になる出来事や損得の絡む相手の機嫌 を損ねるとすごく落ち込んだりするが、図々しさを強いと勘違いしている 2のひとの方が基