おばあちゃんとはちべい

これはおばあちゃんと人間に生まれ変わりたいと思っているはちべいというわんこのお話です。…

おばあちゃんとはちべい

これはおばあちゃんと人間に生まれ変わりたいと思っているはちべいというわんこのお話です。 おばあちゃんから生きる智慧を頂いて、ますます人間に生まれたいと思うはちべい。 今日も、ひとりと一匹の会話は続きます。どうぞゆっくりしていってくださいね。

最近の記事

はちべいポエム37

ひとに辛く当たられた日々、ひとと争った日々、 自分の至らなさを後悔した日々、実らなかった恋愛、苦い失恋、 大切なひとを失くしてとても悲しかった日々 通りすぎてしまえば、すべてやさしい想い出になります 思うようにいかないことがあったとき、「がまんするか」、 「たたかうか」、「にげるか」しかありません 本来はこの三つのどれを選択するかで十分なのです ところがひとはここに理屈では割り切れない感情を入れてしまうので、 それとは別の悩みというものを引き起こします そのときは、本人にと

    • はちべいポエム36

      あなたの元気の源はなんですか 旅行に行く、美味しいものを食べる、パワースポットに行く 悪くないでしょう 自分へのご褒美、何かを与えてもらう しかし、逆に自分が何かを出す方向で元気になることもできます 誰かの優しい言葉や励まし、心遣いを嬉しく感じ、胸の奥が小さな幸福感で満たされるようなあの感覚はなんでしょう 自分が誰かのために同じことをすると、相手の反応はさまざまですがやはりその感覚を心の中にたしかに感じます ただし出す相手をまちがえると、自分のなかに逆のネガティブな感覚を感じ

      • はちべいポエム35

        人間は一生の中で、仕事と睡眠にたくさんの時間を費やします 食事や睡眠でからだを作り、仕事をするために生きていると言っても 過言ではないでしょう たしかに仕事をしなければ生活ができません しかし、仕事で辛い思いをしているひとも少なくはありません 仕事は夢をかなえる場所でしょうか 夢とはかけ離れた仕事をしているひとも多いのではないかと思います では、仕事とはいったい何なのか そんなこと考えたこともないと思います けれども大きな広い視野で仕事というものを考えてみると、自分の成してい

        • はちべいポエム34

          気分ではなく、意志をもって生きる 誰も見ていなくとも、自分の心が見ている 誰も気づかなくとも、自分の心が気づく 誰も褒めてくれなくとも、自分の心が誇りに思う 見えていないものが、そのひとをつくっている                             八

          はちべいポエム33

          満足と幸せを間違えちゃいけない どちらも嬉しい気持ちになるので勘違いしやすい 満足を満たす欲しかったものや自分の得、興奮や刺激も退屈にはしないが、 決して幸せにはしない 派手さはなくていい 群れからはずれ、孤独であってもいい つまらなく退屈であっても、穏やかに過ごすことが 唯一ひとを安心させて幸せにするものだ                                八

          はちべいポエム32

          他人とうまくいっていないひとは気づいてほしいなぁ 他人に気づいてもらうことが良いのではない 自分が気づいて変わることが良いのである 自分にとって都合の良いことが良いことではない 周りにとって良いことが良いことなのだ ひとのあいだには正論より配慮が大切なんだね                           八

          はちべいポエム31

          実際に暴力や嫌なことをされて、反射的に起き上がるもの(外からのもの) 相手の態度や言葉、自分の思い込みなどで起き上がるもの(内に作るもの) この2つがある ひとつは、相手の内にあるということなのでどうしようもないもの ただ本当に自分にダメージを与えるのは、本来の等身大の相手に自分の想いが乗っかった自分のなかに作り出したもうひとりのパワーを増した相手 このことをしっかりと自覚して作らないようにすること 許せない他人がいるのではなく 許したくない自分がそこにいるだけのこと 嫌

          はちべいポエム30

          あなたに嫌なことをするひと 酷い振る舞いをするひと ほっときなさい 見ないふりしなさい 嫌って無視するんじゃなくて 静かにただ見てる あなたはひとにそうしたいんだね かわいそうで情けないひとだなぁ  しょうがないひとだなぁ 自分を認めさせたくて一生懸命なんだね、 このひとも血の通った人間なんだなぁ そんな気持ちで それが自分にとっても相手にとっても 一番いいこと 一番いい距離 やり返そうとするんじゃない いま完全にあなたは試されています あなたは「しかたがないなぁ」とそっとし

          はちべいポエム29

          夕方に小高い丘の上に登って、街を見下ろすと 各家々に明かりが灯って人々の暮らしが見えます 夕方のスーパーに出かけると、何を食べようかと 笑って会話をしながら買い物をしている人々がいます こんな何気ない光景がわたしは好きです たくさんの命が、自分をより良くする為に より安心して暮らせる為に今日も思い迷って生きています ただ気を付けなければいけないのは 自分たちと同じように生きているひとが 周りにもいるのだということを忘れ、他人は単に勝手な人で 自分のやりたいことを邪魔する人

          はちべいポエム28

          ひとをかばう ひとの傷をかばう かばうという言葉は知っていても かばうという言葉はすっかりと死語となっている気がします いったい、周りを見渡した時にひとをかばっているひとは あなたのそばにいますか ? そのひとをかばうと本人のためになりませんか ? かばってもラッキーくらいに思って、気づいていないふりをするひとも多いですね 世の中って、そんなに甘くないのでしょうか ? いつ頃からこんなにひとを疑って、かけ引きするようになったのでしょう いつ頃から自分の都合ばかり考えて、得る

          はちべいポエム27

          山がある 海がある 空がある そのなかで 今日も笑ったり、泣いたり、怒ったり、恨んだりする わたしたちがいる 山も荒れるだろう 海も荒れるだろう 空も荒れるだろう でも、山の中にもっとこう在るべき海をつくることはない 海の中にもっとこう在るべき空をつくることはない 空の中にもっとこう在るべき山をつくることもない われわれひとだけが、心のなかに勝手な他人をつくる 毎日、これに右往左往しているわたしたちっていったい何でしょう でも、それがわたしたち しょせんそんなものかとほっ

          はちべいポエム26

          ひとは愚かで気づかない というか、気づこうとしない とても大切なタイミングがある ひとつは、どこか拒絶していたものを自分から やっと始めてみようと思ったとき もうひとつは、大切なものを失ったとき だけど遅すぎると思ったそのタイミングがあるから とても素直な気持ちになったり 自分自身を観る勇気が大切だということに 気づかされるのかもしれないね だって、そのことがとても大切なことなんだから 決して遅すぎることはないさ                             

          はちべいポエム25

          母を失った父へ 今あなたは、歩きなれた道をひとりで歩いているのかもしれない でも見えていないだけで、あなたの傍らにはたしかに寄り添っている ひとがいる つまらさそうな顔をして歩いているあなたの横を 心配そうにほほえみながら見守っているひとがいる 大丈夫だから、もっと楽しんでと届くことのない言葉をかけながら どうして気づかなかったんだろうと思っている想いは しっかりと伝わっているみたいだ 少しだけ寄り道をするが、もうすぐ帰るから待っていてほしい 話したいことがたくさんあ

          はちべいポエム24

          今日一日、振り返ってください どんな一日にしましたか ? 心の徳とは、ひとを思いやり慈しむこと 逆に心の不徳とは、ひとをいじめ、ひとをさげすむこと 長いものに巻かれているそのひとも あなたもいずれ死にます 今を上手に生きていくことを理由に自分の生き方を 決めてしまうのですか ? あなたはそれでいいのですか ? あなたの短い一生を他人に任せ、ごまかして生きますか? いったい、あなたは誰ですか ?

          はちべいポエム23

          自分の意見・考えって何でしょう 自分がされて嫌なことはひとにはしないことが基本です そこに素直な心や自分自身を観る勇気がありますか? 「そんなこと、言われなくたってわかっている」 「まぁ、分かるよ。でも理想だよね」 「あなたはそんなことを言うけれど、それほど世の中甘くない」 「そんなふうに生きたって、結局負け組になるよね」 と正当化の理由を当然のように言って、ただ逃げている どうしてこんなに自分勝手に考えるようになったのでしょう 嫌なことをされて、本当は分かっているくせに ま

          はちべいポエム22

          ひとを想う気持ちは 自分だけの弱い気持ちだけでは補えない 自分が他人に出して、他人から与えられて十分となる だから、おたがいさまと相手を許容し思いやること 他人を思いやる心を育て、その時間をつくること たとえ他人から嫌なことや気分を害することをされても 自らの心の動きに気づき、徳性を高めれば されて嫌なことに恨みや憎しみを持つことなく さらに学び、自分の徳性を高めることになるのです 仁・恕の心を学ぶことは、自己と他人の言動を観ることから すべて始まります 仁という人を慈しむ