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はちべいポエム37

ひとに辛く当たられた日々、ひとと争った日々、
自分の至らなさを後悔した日々、実らなかった恋愛、苦い失恋、
大切なひとを失くしてとても悲しかった日々
通りすぎてしまえば、すべてやさしい想い出になります
思うようにいかないことがあったとき、「がまんするか」、
「たたかうか」、「にげるか」しかありません
本来はこの三つのどれを選択するかで十分なのです

ところがひとはここに理屈では割り切れない感情を入れてしまうので、
それとは別の悩みというものを引き起こします
そのときは、本人にとってとても真剣なことで辛く悲しいことでしょう
しかし、感情が入るから、人間というものの理不尽さを知り、ひとのあたたかさや醜さや弱さを自分の心を通じて知ることが出来るんです
決して無駄な時間ではなく、もうひとつの大切なことを学んでいるわけです

右往左往し、長い時間をかけて出来上がった「あぁ、そういえば、そんなことがあったなぁ」という、思い出してつい笑ってしまうようなこのやさしい想い出こそが、自分の心の成長においてかけがえのないものになるでしょう
われわれ人間はどんなことがあろうとも、さいごにはすべて自らの経験としてしまい、いずれやさしい想い出に変えてしまうのです

今あなたが心配していることって、いずれとても小さなことになります
いまだけ大変なだけです、安心してください