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東京/新宿 新宿御苑

撮影日:2021.09.18

皆さん、ごきげんよう。

すっかり台風の季節ですね。次々に発生して、お出かけの予定も台風次第となることもしばしば。大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

さて、今回は一風変わった撮影を行ってきました。雨の日の撮影です。それも、台風の日に行くことになってしまいました。(台風が近づいているときの外出は十分注意してください。)

私が今回訪れたのは新宿御苑です。アクセス方法はさまざまありますが、JR・京王・小田急線の新宿駅南口から徒歩10分ほどです。雨の日は新宿三丁目駅E5出口から地上に出ると徒歩5分で到着できます。入園料は500円です。(オンライン購入可

今回、新宿御苑で雨の中撮影を行おうと思ったのは、新海誠監督の『言の葉の庭』という映画を見てインスピレーションを得たからです。新海監督は『君の名は。』や『天気の子』で有名ですが、この二つの作品の前に『言の葉の庭』という作品を発表しています。

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この作品で雨の新宿御苑が登場します。アニメーションで描かれる雨に包まれた新宿御苑があまりに美しかったので、その風景を実際に見てカメラに収められないかと思い、雨の日を待っていました。

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雨の日をこれほど待ち望んだことはありませんでしたが、強く望みすぎたせいか、台風の日に出掛けることになってしまいました。正直、雨の日にカメラを持って外出するのはリスクがありますし、傘をさしながらカメラを気遣って撮影するのはかなり労力を使うので、普段なら敬遠するのですが、いつもとは違った景色に巡り合うかもしれないと思い臨んだ次第です。

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実際、大変な思いはしましたが、花に雨の雫がついている様子はこのようなときにしか見られないので、貴重な機会になったと思います。

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幸いなことに、雨の中活動していたのは私だけではなく、この大きな蝶も大雨の中、花の蜜を吸いに忙しく動き回っていました。

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しかしながら、雨が降っている様子を撮影するのはかなり難しく感じました。雨が激しく降っていても、雫の一つひとつを写すことができず、苦戦しました。やはり、『言の葉の庭』の雨の描写のように美しい雰囲気を切り取るのは、アニメーションにしかできない技なのかもしれないと思いました。が、いつか再チャレンジしたいですね。

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ここにも彼岸花がありました。幼い頃、祖母に「彼岸花を家に持って帰ると火事になる」と言われたことがあります。迷信の一つだと思いますが、皆さんは聞いたことがありますか。このように撮影をしていると、ふと昔のことを思い出すことがあります。幼い頃に一度言われただけのことですが、大人になった今でもそれを覚えているのは不思議なことですね。

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今回は不思議な出会いもありました。

午後過ぎ、雨も止んで日が差し始めた頃、カメラを持ったおじさまとすれ違い、「こんな日に一人で来るとは、相当カメラがお好きなのですね。」と声をかけていただきました。おじさまは40年ほどカメラを持って活動されているとのことで、私もそのくらい長く続けられるといいなと思いました。台風の日にも撮影に出掛ければ、お仲間に会えるというのは嬉しいことですね。

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さて、雨の日の新宿御苑はいかがでしたでしょうか。雨の日の公園も魅力的なので、どんどん雨が降ってほしいと願いそうになりますが、これからは紅葉の季節。雨が降らない方が紅葉は長く楽しめると思いますので、気持ちのいい秋晴れが続くことを祈ります。

それでは、また次の投稿でお会いしましょう。

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