社内調整が増えるのは決断できない会社だから
ロッシーです。
社内調整ってホント面倒です。
社内で会議をすると、いろんな人がいます。
・自分の意見ばかりいう人
・ずっと貝のように黙っている人
・何を言っても反対する人
・何を言ったかではなく、誰が言ったかで対応を変える人
・何でも批判することが賢いと勘違いしている人
・「俺は聞いてない」という人
こういう人達をまとめて、ひとつの方向へ誘導するために必要なのが社内調整です。
やったことのある人は分かると思いますが、この社内調整というのはとても面倒な作業です。
だからこそ、調整能力のある人が会社で重宝されるのも分かります。
しかし、そもそも社内調整が必要だということは、
「調整しないといっこうに物事がすすまない会社」
だということです。
私達は、社内調整を当たり前のものとして考えています。
しかし、無くて済ませられるのであれば、それにこしたことはないわけです。
皆の意見を平等に聞いて、メンツをつぶさないように、ヘソを曲げないように、円滑に協力してもらえるようにしようとするから調整が必要になるわけです。
では、なぜ社内調整が必要になってしまうのか?
それは、「上の人間がきちんと決断しないから」だと思います。
「〇〇について、みんなで議論して考えてくれ。」
と丸投げしてしまうからです。
自分で決めることができない人ほど、本来その人自身がしなければならない決断を下に丸投げしてきます。
その結果、下のレベルで議論しなければならなくなり、社内調整が発生するのですのですが、それぞれの部署の思惑やパワーバランスなどがあり、簡単に調整がつくことはありません。
本来は、上の人間が何かを決断し、下の人間はそれに従って実行するだけの話です。
その決断が間違っていたら、決断した人間が責任を取ればいいのです。
でも、上の人間が決断しないから、下のレベルで社内調整という非効率的なプロセスを行わないといけなくなってしまうわけです。
「こういう方針で決定した。後はそれに従って動いてください。」
と上から指示があれば、社内調整なんて基本いらないです。まあ多少は必要でしょうけれど、基本方針が決定されているのであれば、そこまで紛糾することもないでしょう。
皆で集まって皆で考え、皆が賛同できるまで調整する。
根回しに精を出し、何度も何度も同じような議論をこねくり回す。
そういうのは大変な作業です。会議を何度も開けば、仕事を頑張っている感は出るでしょう。
これまではそのやり方でなんとかなってきたのかもしれません。
しかし、これからもそうだとは限りません。多分無理でしょう。
社内調整よりも、大事なのは決断することではないでしょうか。
結局のところ、決断できない人=責任を負いたくない人がいかに多いのかということなのかもしれません。
Thank you for reading!
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