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[2024.05.04] プライムビデオ(47) - 『アトミック・ブロンド』『人狼ゲーム デスゲームの運営人』

見たのは
『アトミック・ブロンド』
『人狼ゲーム デスゲームの運営人』
の2本。

ネタバレ無しの感想を書いていく。




『アトミック・ブロンド』

1989年、ベルリン。
イギリスのスパイ組織・MI6のスパイであるジェームズ・ガスコインが、KGBのバクティンに殺された。その際、世界中で活動中のスパイのリストが入ったマイクロフィルムが奪われたという。
MI6のエージェントであるロレーンに、同じくスパイであるデヴィッド・パーシヴァルと組んでそのリストを取り戻す任務が与えられる。
だがロレーンには『MI6の二重スパイ“サッチェル”を見つけ出す』というミッションも与えられていた。
誰が味方で誰が敵かわからない中、ロレーンは任務を遂行できるのか⸺

ドイツ・イギリス・ソ連など、いろんな国や組織の思惑が絡み合うのでストーリーが理解しにくい。

しかしそんな自分でもわりと楽しく見られた。
戦闘シーンや映像の見せ方は、音楽の効果も相まってとても見ごたえがある。
ググッたところ『ジョン・ウィック』と同じ監督だとか。なるほど納得。

ただ、『ジョン・ウィック』と同じく都合のいいところも多々ある。敵の銃は当たらないとか、体制を整えるまで敵が待ってくれるとか…
もはや様式美みたいなものなのだろうか。

また、スパイものというだけあって、“騙し騙され”の展開が面白い。
これもストーリーをちゃんと理解したらもっと楽しめたんだろうなぁ…と思うとちょっと残念。
(自分は同じ映画を何度も見ない派だし)

Amazonの評価は★4.0。
個人的には★3.8。話がわかりやすかったら4.0超えだったかな。
でもまぁオススメできる作品。

ちなみに。
続編があるなら見たいなぁと思って調べると、「Netflixで続編の製作が決定」という2020年の記事が見つかった。
ウーンNetflixか…そのためだけに入る気も無いし、諦めよう。



『人狼ゲーム デスゲームの運営人』

命を掛けた現実の『人狼ゲーム』。
その運営側にいる青年・正宗は、ゲームの参加者の中にかつて家庭教師をしていた時の教え子だった夏目柚月がいることに気付く。
なんとかして柚月を救いたいと考えた正宗は、他の運営人に気付かれないよう柚月にヒントを与えようとするが⸺

もう世の中に何作あるかわからない人狼ゲームもの。
B級C級の雰囲気がプンプンするが、評価がそんなに低くなかったので見てみた。

ちなみに自分は人狼ゲームをやったことがなく、人狼と村人以外の役職については全く知らない。
なのでそういう話になったときは雰囲気で見ていた。

で、感想。
とにかく運営側のポンコツっぷりが目に余る…
デスゲームの運営はキッチリしてないとダメでしょ…
そもそも家庭教師してたぐらいで「守りたい」って何よ。そんな奴が運営しちゃダメ。

他にも
・投票が“指差し”のせいでパッと見で結果がわかりづらく、人が被ってて「ホントにその人だった?」と思うシーンが。
・部屋から悲鳴が聞こえるシーンあるけど、そんな壁薄かったらダメじゃない?被害者が「○○が人狼!」って言ったら聞こえちゃうじゃん。
・ラストの決着のつき方もよくわからん。なんでそんなことした?
などなど、いろいろと粗が目立つ。

とはいえ“運営側”という着眼点やオチに関しては「なるほどな」と思うところもあり、他のB級映画に比べれば頭一つ抜けてる感じはする。

Amazonの評価は★3.7。
個人的には★3.4。これまでと違った視点で目新しかったのは良いが、オススメするかと言うと…
興味のある人は見てもいいんじゃないかな。



オススメは『アトミック・ブロンド』。
わかりにくいのが勿体無い。

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