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Rhapsody on a Theme of Paganini : Var.XVⅢ

いつかその日まで
希望は平穏を 平穏は優しさを

あなたは青い海がキラキラと輝くその時間を知ってるの?
あなたは夕方の空に浮かぶあの月を見たことがあるの?
あなたは生き物が踏みしめる地面に触れたことはあるの?

窓辺に小鳥のさえずり
吹き抜ける風と木々がささやく

毎朝の歌が懐かしい

どこかへと向かう兵士の流れ
何列にも並んだ馬が騒がしく駆けていく

肺いっぱいに空気を詰め込んだあの日を思い出すの
身体中に巡る大地の匂い!
見上げたのなんていつ以来だったかしら

もう、誰にも止められない
この世は進化し続ける

だから

自ら蒔いた種は来たる時に集めなければならない
決して切り拓くのでは無い
その地に水を 太陽を
そしてこの手を
今、囁き出した声と

格子の間 陽の光は今日も始まりを告げてくれる
まだ私たちは生きている

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