【懐古】創作
高校の時から、今まで、ずっと持っているファイルがある。詩とか小説の原案を書いたルーズリーフが綴じられているファイル。
自分では習字を習っていて字がまあまあ綺麗だと思っていて、今でも変わってないつもりだったけど、見返してみると幼い。
その幼い字で綴られているのは、創作でもあるし、叫びでもある。
もう、たくさん。理不尽よ。
誰もわかってくれないわ。わかるはずないわ。
だって私は"異端"でしょ?
私は…βάρβαρος
それならあなたはἝλληνεςだっていうの?
…そうね 所詮そうよ
"大多数"が"普通"で "普通"が"正解"
…"普通"が"正義"
くだらない。私はいい。"異端"で"不正解"で"悪"で
…βάρβαροςでも。
読み返して私は。高校の頃から異端だと思っていたのか、と。あんまり覚えてないけど。普通に受験して普通に大学に行ってたけど。自分で自分を異端だと思ってたのか。普通なんて、と思ってたのか。
まぁ、ちなみにこれは全文ではなくて。この前半に「2人を好きになることはそんなにいけないことか」と綴っている。笑
そしてこの数年後同じことを叫んでいたわけだが。
ちなみに。
「βάρβαρος」っていうのは、「バルバロス」と読みます。
「Ἕλληνες」は「ヘレーネス/ヘレネス」です。
古代のギリシャ人が、自分たち、同胞を「ヘレーネス」と呼んでいて、それ以外を「バルバロイ」と呼んでいたんですね。
「バルバロイ」は「バルバロス」の複数形です。
だから元々は「自分たちとは違うもの」「異民族」的な意味だったのが、蛮族とかの意味を持つようになったのかな。
ま、「自分たちとは違うもの」って結局異端だよね。
確か世界史の教科書にも書いてあったはず…と思って、2年くらい挟みっぱなしの栞の部分を開いてみたらちょうどそのページだった。びっくり。
彼らは自分たちをヘレネス、異民族をバルバロイ(わけのわからないことばを話すもの、の意)とよんで区別した。
と書いてあります。
言葉が通じない、ってことか。
まぁ私は世界史で習ったし、それよりも先にサンホラから学んでたんだろうな。それで、そういう言葉を使ったんだろうな。(ちなみに↓のアルバム)
そうだな、このアルバムにハマっていた私は、ギリシャ文字を書いたり読んだりするのにもハマってたな。曲名が読めて、文字の名前がわかれば、正確ではなくてもアルファベットに置換できるし。σは単語の最後にくるとςになるんだな、とか。θはthなんだな、これが発音記号の由来か、とか。
なんであの頃はあんなに創作できてたんだろう、と思うことがある。あの頃ができていた、というか、今できてないというか。
それでも、このファイルをずっと持ち続けているのは、いつか自分が、この原案を小説として書き上げることを、自分に期待しているからなんだろうな。
最近は「書くか…」と思いつつ、ノートを開いては閉じてる。途中まで書いちゃってる分、進め方に迷う。大体が勢いで書いてるから、設定をちゃんと考えたいな…と思ったり。
まぁでも、そのうち書けるよ。
そういえば以前短い小説を投稿したんですが
もう一つ短いのがあることを思い出した!ので、そちらも投稿していこう。よかったら見てください。
いつかの私に期待。
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