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「娘」の私

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娘、としての私の視線で家族を考える
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記事一覧

ただ抱きしめてほしかった3歳の私へ

誰もが「好きでいてくれて、当然」と思うひとがいる。愛情を溢れるほど注がれても感謝もしない…

昌子仁香
3年前
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「いつか必ず伝わる」という呪い

「真摯な想いは、いつか、必ず伝わる」と信じて生きてきた。私にとって「理解」とは「愛情」と…

昌子仁香
3年前
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わきまえなければ、愛されなかった

少し前に話題になった元首相の発言からジェンダー論が各界から出ている。元首相の発言を非難す…

昌子仁香
3年前
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可愛いと言われて喜ぶ女になるな

私の父は、ものすごく矛盾している人なので、私に「女は愛嬌」と言いながら「可愛いと言われて…

昌子仁香
3年前
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存在

一人の人間が、この世からいなくなってしまった後。 「もういない」ということが、どういうこ…

昌子仁香
3年前
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「これは、君の分」

「親孝行したいときに親はなし」 というけれど、この言葉を言われるたびに、私は 「いや、十…

昌子仁香
2年前
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自分の傷を癒す=他者の傷を理解する

私は、割と勝ち気だ。 簡単に弱音を吐くのが嫌いだし「できない」とかあまり言いたくない。知らなくても、知ったかぶりをしたりもする。「私は大丈夫」と虚勢を張る癖がついている。 「お姉ちゃん」だからということもあるだろうし、本が好きで年のわりにませた口を聞いていたから、大人たちからも「仁香ちゃんはしっかりしてるね」とよく言われていた。 両親は躾に厳しく、とりわけ母は「仁香は叱って育てるタイプ、弟は褒めて育てるタイプ」と言ってはばからず、そばに誰がいてもよく注意されていた。2人

別のくにの人

色々大荒れだった。 私は自分のそこがとても偉い、と思うのだけれどそういう理不尽とか不可解…

昌子仁香
2年前
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いつも私に背を向ける母の、終のすみか

今月、母の引っ越しを手伝っている。弟が結婚して新居を実家にすることになったため、母が、昔…

昌子仁香
2年前
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理解を諦めて、自分を大事にしたら「ありがとう」と言われた話

去年、noteを始めるきっかけの一つが、一昨年父が亡くなって、弟と母と相続やら片見分けで尋常…

昌子仁香
2年前
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