偕成社少女世界文学全集25~32
25.若きウェルテルの悩み / ファウスト ゲーテ / 伊藤佐喜雄
実は『若きウェルテルの悩み』は未読のままで、10年前くらいに映画化されたのを観ても、特に読もうって気も起きず今に至る・・・ありがちな青春の1ページって感じ
『ファウスト』は森鴎外訳を読んだが、古めかしい日本語の美しい表現を堪能できる日本人で良かったとつくづく思った1冊だった、同様にアンデルセンの『即興詩人』も森鴎外が好ましいと思える
26.源氏物語 紫式部 / 福田清人
最初に与謝野晶子の現代語訳ダイジェスト版を読んで、だいたい掴んでから小学館の新編日本古典文学全集で原文と注釈を解読して、大和和紀の美麗な少女マンガで堪能したが、アーサー・ウェイリー版にも挑戦したい
27.たけくらべ 樋口一葉 / 森三千代
『たけくらべ』というタイトルは『伊勢物語』の「筒井筒」由来なのだが、それだけで中身は関連性は無いようなので未読のまま
28.戦争と平和 トルストイ / 伊藤佐喜雄
筑摩世界文学大系で完訳版を持っていて退職後に読む予定だが、映画やドラマで何度も観てる
オードリー・ヘプバーン版ではひたすら犬が可愛くて最期、どうしても泣けてしまうのだ
リリー・ジェイムズ版ではポール・ダノがピエール役で意表を突かれたが、慣れたらこっちの方が断然好きだ(ヘンリー・フォンダは大好きなんだけど・・・)
29.ちび君 / 風車小屋だより ドーデー / 山本藤枝
アルフォンス・ドーデの自伝的小説『ちび君』は岩波文庫では『プチ・ショーズ』
『風車小屋だより』は児童文学として、かつては各出版社から出てた気がするが今は全て絶版で、完訳版も岩波文庫版は2022年に復刊したようだが、それまでは絶版状態だった
旺文社文庫版に馴染みがある自分は、グーテンベルク21から電子書籍化されてるのが嬉しい
30.田園交響楽 / 狭き門 ジイド / 今官一
アンドレ・ジッドのこの2作を児童版にして子供に読ませるなんて、昭和って凄い時代だったと思う
確かに、当時の少女マンガでも主人公の少女が死んでしまう物語が、頻繁に描かれてた記憶があるが・・・
話自体は好きではないけど、この表紙なら欲しかった
31.少女レベッカ ウィギン / 城夏子
自分の中では『赤毛のアン』と似た話で片付けてしまってたが、どちらかと言えば『少女レベッカ』の方が好きだった
日本ではアンは大人気なのにレベッカは絶版
32.罪と罰 ドストエフスキー / 伊藤左喜雄
青空文庫にあるのね、手塚治虫版しか読んでないので、退職後に時間できたら読もう
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