きたに まゆみ

北海道出身、東京都在住。ボチボチ還暦。趣味は料理とテニス、ヨガ、花を見ること。郷土料理…

きたに まゆみ

北海道出身、東京都在住。ボチボチ還暦。趣味は料理とテニス、ヨガ、花を見ること。郷土料理を愛し、日々感じたことを綴りながら、「書く」練習を始めます。仕事では伝えきれない大切なことを伝え、楽しく暮らすヒントを見つけます。

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  • 郷土料理をみつめる旅

    日本各地の「おいしいもの」とそれに携わる人たちを訪ねます。

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北信州・秋山郷に伝わる洗練の郷土料理 平椀【後編】

前編のあらすじご提供いただいた料理● 葬儀料理● 平椀 ~共に生きることの意味も一椀に~  平たい朱塗りのお椀から具がはみ出ている。蓋が閉まらない。それだけでごちそう感が漂う。蓋を開けて「わ!」と小さく驚きの声が誰からももれる。車麩がどーんと置かれていて下の具は見えない。車麩の輪の下からチラリとのぞくにんじん、車麩の輪からはみ出ている根曲がりだけの先っぽ。車麩の下ものぞいてみたい、そんな行儀の悪い衝動に駆られる。箸を借りて車麩をめくる。  そこに現れたのは、6~7センチ長

    • 北信州・秋山郷に伝わる洗練の郷土料理 平椀【前編】

      はじめに 長野駅から車で2時間半の秋山郷。新潟県との県境に位置し、日本一の豪雪地帯と言われている。今回の旅は、料理研究家の横山タカ子さんと信濃毎日新聞の上野記者の取材に同行する形となった。出かける前日、上野さんからは「大変な秘境です。覚悟しておいで下さい。」とメールがあり、不安がよぎったが、覚悟を持ってでかけた。  私はかねてから、郷土料理の里をしっかり見つめたいと願っていた。それは、2018年から2年間に渡り「つくろう!にっぽんの味47」というシリーズ番組を担当し、駆け抜

      • 3年越しで行けたシンシア。

        1.2021年9月25日 念願のシンシアのランチへ料理を写真付きで紹介します。おしゃれおいしいランチは、久しぶりすぎて舞い上がりました。 前菜は驚き!の16種類。丁寧に手をかけた料理の数々で、どんどん運ばれる料理にテンションが徐々に上がってくる。そこには、遊び心と“真摯さ”が感じら料理ばかり。食べてただただ驚き。書き連ねます。 どれから食べよ?! 2.驚きと遊び心のある料理を支える卓越したフレンチの技・神戸芦屋のメツゲライクスダさんのシャルキュトリー ・フォアグラの最中・

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