引用の意図は、それぞれの引用の足元を流れつつひとつにつながる伏流水の涼しい音色を感じることですが、今月の分量ではそれも難しいかもしれないです。付箋を付けたページを再び開いて引用文を書き出すことを、単に横着しています。
とはいえ、連関などなくても、それぞれが高い強度を持った言葉です。引用文がきっかけで誰かが引用元の文献を繙く誰かが生まれればそれでOKです。
ドイツロマン主義の文学作品が本屋でほとんど手に入らない状況はもどかしいですね。
世界中の同時代性が、インターネットのない時代のほうが豊かに思えるのは不思議です。同時代性を感じるためには、あくまでも歴史の連続性が必要なのだと思います。単に、みんなで仲良く似たようなことを書くというのとは違うらしいです。
楽園「パラダイス」の語源
古代ペルシア語「パイリダエーザ」
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ヘブライ語「パルデース」に派生
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ギリシア語に翻訳される際に「パラデイソス」に
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「パラダイス」
魔法の庭園について
カンタベリー物語に登場する庭園に飾られる彫像の神について
→すばらしい第一段落。。
シュレーゲルが「ギリシャ文学研究論文」で否定的だった押韻を、一転して肯定するようになった理由は、