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人に出会う旅行という在り方

こんにちは!
株式会社Root-N代表の佐竹です!

弊社では、
加賀の関係案内所「カガリべ」というサービスと、
「学ぶ」を学ぶ家庭教師「マルク」というサービスを運営しています。

そのうち、今回はカガリべの方にフォーカスをして、どんな想いでサービスを始めたのかや、自分のこれまでの体験について綴ろうと思います。

これまでの旅行で、どんなところが印象的でしたか?

僕も様々な地域へ行くのが好きで、いろんなところへ行きました。
その中でも、いくつか印象的な旅行や地域があったので、それらを紹介したいと思います。

「思い出に残る旅には、いつも地元の人がいた」

僕の記憶に残っている旅には、思い出に残っている旅には、いつも地元の人との交流がありました。
もちろん、様々な地域へ足を運び、歴史や文化を学べたこともたくさんあります。
しかし、よっぽど特別でメモリアルなことでなければ、忘れてしまっているというのが素直な感想です(「ここへ行った」みたいな記憶は流石にありますが、思い出というほど残っていなかったりします)。

ここからは、佐竹の思い出に残っている場所と思い出の紹介です。

京都北部に位置する京丹後。

牡蠣の養殖をされている方のところで体験させてもらいました。

京丹後では、牡蠣の養殖をされている方のところで体験をさせてもらいました。
また、その他にも地元の人が知っているお店に連れて行ってもらうなどして、様々な地域の中で一番通った場所かもしれません。

静岡の東伊豆にある稲取。

曇りでしたが、高台からの景色はすごかった。

写真があまりなかったのですが、夜には地元の居酒屋へ行き、地元の方々と談笑を重ねました。
また、宿泊したゲストハウスの経営者の方とも色々お話ができたので、とても楽しかったです。
同じようにまちづくりに携わる一人として、とても勉強になりました。
地元の方と話す中で、受け入れられていく感覚がとても心地よかったことをとても覚えています。
居酒屋で出会った方々は、顔も名前も覚えてませんが、恐らくまたあの店に行ったらいるんだろうなと。
そして、次稲取に行く時には、再び同じ店も訪れたいなとも思っています。

同じ石川県の七尾市。

七尾でも、地元の方とお話をしたりしました。
ここのお店のお母さんも最高で、僕も持っていないデバイスを見せてくれたりしました。

また、翌日は酒造の方とお話をしたりするなど、やはり地元の方がいることがとても思い出に残っています。

帰りたいと思う地域が増えるということ

最近、様々な地域と関わるサービスが出始めています。
おてつたび田舎ホームステイなどがあります。
これらも素敵なサービスで、田舎ホームステイでは弊社のシェアハウスも掲載していただいています。

田舎ホームステイに掲載していただいてます。

こうしたサービスが出ることで、帰りたいと思える地域が増え、そしてそこが心の故郷になっていけば、自分が今住んでいる地域に居続ける必要を感じられなくなった時に、他の地域が選択肢として存在していることを思い出せます。
また、移住でなくとも、通える地域が増えるということはいいことだと思っていて、それだけ自分にとっての居場所が多層にわたってあることで、依存先が増え、心理的な安定性が増します。

社会人と地域の関わり方

このように、関わり方の余地や選択肢が増えてきたことは嬉しい一方、比較的時間が作りやすい学生に限定されてしまうのではないかという懸念もあります。
自分が学生という身分を卒業した今、社会人の時間の作り方の難しさに直面しています。
カレンダー通りの休日に、ふと旅行しようと思った時に、どのように地域と関わるのか。

もちろん、ふるさと兼業ともるいなどのように、仕事で関わる関わり方もあります(これらも素敵なサービスです)。

しかし、旅行に行きたいのに、仕事でしか関われないというのもどこか寂しいです。
旅行でこうした地域との関わりの縁を持つサービスとしては、ainiアソビューなどがありますし、他にもゲストハウスなどがその一つのきっかけになるかもしれません。
こうしたサービスの中の一つに、カガリべを位置付けていきたいと思っています。

もう少し厳密に言えば、ainiやアソビューは体験をベースにしています。
ここへ行けば、こんな体験ができる!という一覧として売り出されています。
わかりやすくてとても好きです。

しかし、個人に最適化された体験を届けたいというのがカガリべとしての想いです。
人それぞれ楽しむことが違っている中で、どのような楽しみをカスタマイズするのか。
それこそ、「どんな人に会うのか」というのもまたその一つです。

社会人の方にとって、旅行というのは一つの大事な休みの使い方ですが、その中でも地域と関われる選択肢を作りたいという想いで、カガリべを始めました。

カガリべでできること

旅行という大事な時間の、隙間時間から使ってもらえるように、カガリべの利用時間は3時間からに設定しています。

例えば、旅館に宿泊された方が11:00にチェックアウトしたとして、15:00には解散できるように。
例えば、旅館に宿泊する日、15:00のチェックインから、ご飯の時間19:00頃までの間に利用できるように。
隙間時間でも地域と接点を持ってもらえるような設計にしています。

カガリべは、皆さんの旅行の大事な時間の中で、加賀という地域との接点を持ってほしいと願って始まりました。

カガリべでは、以下のような体験を提供しております。

  1. 行き先や体験のデザイン

  2. 観光地を含めたまちの歴史の紹介

  3. 観光地以外のまちの紹介

  4. 地域の人の紹介

それぞれについて、少し説明を加えていきます。

1. 行き先や体験のデザイン

カガリべでは、行き先や体験のデザインを行なっています。
これまであった事例だと、
「地元の人が行くようなお店に行きたい」
「自然の中でゆっくりしたい」
などの声がありました。

こうした抽象的なリクエストから、もう少しヒアリングをし、個々人に最適な行き先の候補を提示します。
例えば、地元の人が行くようなお店は、昼なのか、夜なのか。
自然の中でゆっくりしたいのは、海なのか、山なのか。

そうした質問をしながら、加賀の地元の人が行くお店は、こんなところとかこんなところがありますよ。なんて候補を提示しながら、それぞれに最適なプランが出来上がっていく形になります。
カガリべ事務局としても、皆さんにいいと思ってもらえるような体験を提供したいので、全てのリクエストに本気で向き合って、行き先や体験をデザインしています。

もちろん、カガリべ利用中に行き先を変更したくなった場合(事前に行く予定だった場所は、気が向かなくなったなど)、その旨を伝えていただければと思います。
どんな気分なのかを改めて伝えていただければ、それに対応した形で行き先をリデザインします!

2. 観光地を含めたまちの歴史の紹介

観光地を歩いても、そのまちの歴史を知ることは簡単ではありません。
もちろん、数多のガイドブックなどには説明が書いてあったりするため、それでまちの歴史を知ることも可能です。
しかし、そこでふと疑問に思ったことなどをどのように解決していけばいいでしょう。
個人的には、やはり地元の方に聞きたくなるものです(地元の方が一番詳しい&その地域の風を纏っていてとても良いから)。

そんな質問等に答えてくれるのが、隣にいるカガリべのガイドです。
ただ単なるオーダーメイドプランを作るのではなく、ガイドという名の友達だと思っていただいて構いません。
彼/彼女が横にいるので、いつでも質問することができます。

まちの歴史の紹介はもちろんですが、今どんなことが起きているのか、加賀でコロナに対する目ってどんな感じなの?といった、このまちのリアルな状況や噂話なども話せます!
気軽にコミュニケーションをとって、なんでも話してみてください!

佐竹自身もガイドをしています。

3. 観光地以外のまちの紹介

加賀温泉郷として名を馳せる加賀市には、山代温泉、山中温泉、片山津温泉という三つの温泉地があります。
加賀について調べると、当然その三つのまちが最初に出てきますし、個人的にも温泉は外せないと考えています!
しかし、こうしたまちの紹介は、やはり数多のガイドブックで行われております。
それらを読めばわかることも多いかもしれません。

観光地以外の場所は、やはり旅行で来た人にはなかなか辿り着きづらい場所です。
情報としてアクセスすることが難しかったり、交通事情でアクセスできなかったり。
そこには、様々な障害があります。

しかし、カガリべのガイドは当然地元の人間なので、観光地以外の場所のこともよく知っています。
その他ボランティアガイドなどでは、観光地を回ることが多いですが、カガリべでは、観光地以外の場所も候補として提示しています。
それは、何より利用者の方に最適化された体験をお届けしたいからです。
観光地だけでは限界があります。
観光地以外にもいいところがあります。
そういった、丸ごとの加賀をお届けしたいと考えているため、カガリべでは観光地以外のまちも紹介しています。

4. 地元の人の紹介

カガリべでは、人の紹介も行っております。
利用者の方の興味と合致する人、その興味にあった話が聞ける人、性格的に合いそうな人など、様々な観点で判断していますが、トータルで利用者の方にとっても、地元の方にとっても、いい時間が過ごせるような出会いをお届けしようと考えています。

地元の方を紹介する際に、ガイドがいることで、コミュニケーションの架け橋としての役割を果たすこともできます。
ガイドが、それぞれに話を振るファシリテーターのような役割を担うことも可能です。

地元の人が架け橋になるから、地元の輪に入ったかのようなコミュニケーションが生まれたりもします。
これは、ただ旅行に来て、話しかけただけでは得られない価値の一つだと考えています。

仲良くなった結果、その後地元の方から利用者の話を聞いたりすることもあります。
そうやって人の記憶の中に残ることで、関係を紡ぐことができると考えています。

何度味わってもいい

カガリべは、その都度本気で皆さんのリクエストに向き合うので、何度利用しても、同じ場所を複数回体験することもできるし、新たな場所の開拓も可能です。
前回と同じここだけは行きたいというリクエストなんかもあったりします。
懐かしさと新しさの入り混じる、新しい旅行体験を、加賀でぜひ体験していただければと思います。

カガリべのご利用、お待ちしております!
ご不明な点など、お気軽にこちらのLINEよりご連絡ください!(LINEでの質問等は無料です)

サービス利用はこちらから!
加賀でお待ちしております!☺️


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