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1日5分でOK! 瞑想のやりかた。内向的なあなたの心をスッと軽くする瞑想習慣を身につけよう!

パンデミックとなって2年が経ちました。

どのように過ごしていらっしゃいますか?

「なんだかここ最近、疲れている…。」
「色々と考えすぎて夜眠れない…。」
「人生に漠然とした不安や生きづらさがある…。」
「幸せな環境なのになぜか幸せを実感できない…。」

…あなたがこのどれかに当てはまるのであれば、今回のnoteを読む価値があると断言できます。

この記事では


忙しい現代人に瞑想というアプローチが効果的な理由

自身のエネルギーを内面にむける瞑想のやりかた

瞑想で得られる心地よさと効果


についてお伝えしていきます。


この記事を読むことで、あなたの悩みやモヤモヤは和らぐでしょう。


ネガティブな方は気持ちが安定し、ポジティブな方はさらに幸福度と判断力が高まる

のをお約束いたします。


こんにちは! 筆者のルート(@root_introvert_)と申します。

Twitterでは『内向的生き方アドバイザー』として発信しています。

内向型(introvert) の人とはつまり、エネルギーを得ようとするとき、内部に焦点を合わせるタイプ。

「内部に焦点を合わせる」の内部とは

たとえば、自分の頭のなかにあるアイデアや感情、イメージなどです。

一方外向型(extrovert)の人は、外側のものに興味を集中させるタイプとなります。

外部とは活動や人、場所などですね。


あなたはこんな経験がないでしょうか?

・大人数の飲み会に参加していたけど居場所がなく、孤独を感じて誰にもあいさつしないで帰路についた

・「なんでそんな静かなの?」「もっとテンション上げていこうよ!」などと声を掛けられた

・話の上手い人や声の大きな人ばかりがチヤホヤされ、「自分には価値がないんだ」と落ち込んだ

…これらはどれも、過去の私の実体験です 笑


過去の私は、劣等感のかたまりでした。

・自分は何かおかしいんじゃないか
・何かが欠けているんじゃないか

他の人とくらべて勉強・恋愛・仕事すべてで上手くいっていないと感じ、自分を責めてきました。

そんな自分を変えたいと、一大決心をして私は世界に飛び出しました。
バックパッカーとして40ヶ国以上を訪問。

凝り固まっていた固定概念が、音をたてて崩れていきました。


なかでも大きかったのが、

自分は"内向型"の人間なんだと知れたこと。

人として何かがおかしいわけでも欠けているわけでもなく、そういう性質を元来持っているだけなんだと理解しました。

むしろ問題だったのは、

「本来の自分」から引き離されてしまっていたことでした。

本来と違う自分になろうとするのをやめれば、心はずっと軽くなる

と気付いたのです。


私たちが生きているこの世界は、外向型の人たちのために構築されています。

小さい頃から、「他人とコミュニケーションを上手に取るのは大事」だと教えられてきました。

友達をたくさん作るように勧められ、他者に気に入られる振る舞いを学んできました。

明るくて、何かと注目されるタイプの人たちが常にクラスの人気者だったし、職場で気に入られて出世が早いのもこういったタイプの人たちです。

内省を好む私たちは、常に肩身のせまい思いをしてきました。

この記事に辿りついたあなたも、似たようなご経験があるのではないでしょうか?


さて、そんな内向型の私たちにとって、内部の世界に集中し、じっくり自分と向き合う時間は何よりも貴重なものです。

とてつもないスピードで変化を続ける現代こそ、時間を割くのがますます難しくなってきました。

あなたが豊かな内面生活を送るうえで、ぜひ身につけて頂きたい習慣があります。


それは「寝る前に瞑想をする習慣」


瞑想の習慣が、内向型の性格に基づいたさまざまな悩みを和らげ、さらには自己肯定感までも上げてくれるからです。

さらには瞑想により自分をもっと知ることで、

あなた自身に対する誤解を解き、ありのままで生きていけば良いんだと心が軽くなる体験を得られるはずです。


テクノロジーの進歩により、私たちの生活はどんどん便利になっていきました。

一方で、人との関わりがもたらす"温かさ" はどんどん失われています。

コロナの影響で、他者とはさらに疎遠になったという実感があるのではないでしょうか。

先の見えない、圧迫されたような毎日が続きます。

私たちの目は、知らず知らずのうちに不安や思い込みにより曇らされるばかり。


瞑想にはそれらを取り除き、意思決定力と他者への寛容さを上げる効果があるのです。


今回の記事では、

瞑想をあなたの生活習慣に取り入れるべき理由と効果

そして実際の方法について、具体的に紹介していきます。


過去の私のように、

内向的性格がもとで悩んでいる方や
"今"をより幸せに生きたいと感じていらっしゃる方

にとって、瞑想を通じて、よりご自身に価値を感じていただき

「ありのままの自分でいて良い」と自信を深めていただきたい

という思いで、この記事を書いています。


ぜひ、最後までお付き合いください!


1. 忙しい現代人に瞑想というアプローチが効果的な理由


1-1. そもそも瞑想とは


まず、そもそも"瞑想"とは何なのでしょうか。

ただ、ボーっとするだけでは瞑想とはいいません。

定義はさまざまなのですが、簡単にいうと

「何かに心を集中させること」


を瞑想といいます。

集中の対象はなんでも良いのです。

からだの呼吸でも鼓動でも良いし、外界のキャンドル絵画などでも良い。

歩いているときでも、皿洗いなどの作業をしているときでも瞑想は可能です。



1-2. 現代人に瞑想が効果的な理由


忙しい毎日を過ごす現代人にこそ、瞑想のトレーニングが威力を発揮します。

なぜなら瞑想には

「自分本来の時間を取り戻す」

効果があるから。


2019年末から続く未曽有のパンデミックで、私たちの世界は激変しました。

あなたの生活はパンデミックの前と後、どのように変容しましたでしょうか。


私の場合、本来外界に散乱されるはずだったエネルギーが、すべて内面生活にそそぎこまれました。

"客観的思考" に費やされるはずだった精神は、 "主観的思考" へと追いやられていったのです。


たとえばパンデミック前は

「あの友達と飲みに行こうかな」
「今度の忘年会、あまり気が乗らないけど行ったほうが良いかな…」
「毎日の通勤が辛いけど、来月の海外旅行を楽しみにして今を乗り切ろう」

など、意識は常に "他の人" や "過去・未来のこと" へと向かっていました。


あなたも少なからず、同様ではないでしょうか。そこで、


本来外側に向かっていたはずのエネルギーを全て "今、ここ" に注入できたとしたら…。

そこに深く豊かな精神的世界を作りあげていける。

そう実感しました。

未曽有の困難に立ち向かっている今ですが、しっかりと自分と向き合えるチャンスが多分に含まれているのです。


特に内向的性格をもつあなたにとって、効果は絶大のはずです。

冒頭にお伝えしたとおり、内向型の特徴はエネルギーを得ようとするとき、内部に焦点を合わせるタイプのこと。

内側へと意識をむける能力は、あなたに本来そなわっているのです。

そして

「エネルギーを全て "今、ここ" に注入する」

を、訓練により可能にするのが瞑想の目的です。

したがって、忙しい毎日を過ごす現代人にこそ、瞑想がより効果的であるといえます。



1-3. 私の瞑想との出会い


あなたは瞑想と聞いて、どのようなイメージを持ちますでしょうか。

スピリチュアル? 怪しい感じ? または宗教みたいな感じでしょうか。

以前の私も、そのような漠然としたイメージを抱いていました。


私の瞑想との出会いは約12年前。

バックパッカーで世界一周中、インドを旅しているときでした。

そこで私はヴィパッサナー瞑想というものを知り、興味をもちました。

「せっかくだから経験してみよう!」と10日間の修行体験に参加したのです。

ヴィパッサナー瞑想とは、原始仏教にルーツをもつ瞑想方法のひとつ。

修行期間中は他人と一切コミュニケーションが取れなくなります。

会話はおろか、アイコンタクトさえ禁止。

携帯や筆記用具、本などは没収されます。

1日約12時間ほど瞑想に打ち込み、ひたすら自分の内面に向き合いました。

想像以上にストイックな日々に、「すごい場所に来てしまった」と感じたのを覚えています。


そのときから現在にいたるまで、瞑想は私にとって大切な拠り所となってきました。

ストレスや不眠症で精神的に不安定になりかけたときも、じっくり心と向き合うことで改善していきました。

興味があった心理学や脳科学についても、学習を重ねてきました。

さらには自身を形成する「内向型性格」についてもより深く知りたいと思い、さまざまな書物・文献で学習してきました。

そういった経験が、時を経て現在の習慣につながっています。


バックパッカーで世界中を旅して周ったのも、根本には「人生を極限まで楽しみたい」という理由があったからです。

現在私は39歳なのですが、自分には経験が不足していると感じていた20代。

幸せになる方法を必死に模索していた結果が世界一周でした。

過酷で、充実して楽しかった経験。

現在の私を形成しているのは間違いありません。

それでも広い世界を見たあとで、

"本当の幸せ"はごく身近にあること

に気が付きました。

自身の心は、すべてを映す鏡です。

どこに行っても、何を見てもどう受け取るかは自分の心が決めるもの。

心の成長が、人生の充実感や身近な家族の幸せにつながる。


自分の心と真摯に向き合う瞑想トレーニングこそ、あらゆる悩みを改善させる方法だと悟ったのです。


1-4. 瞑想の目的


先ほど「自分本来の時間を取り戻す」ことが瞑想の目的のひとつとお伝えしました。

では「自分本来の時間」とはなんでしょうか。
例をふたつ挙げます。


子供の頃の夏休みを思い出してみて下さい。

1日がとても長く感じられたのではないでしょうか。

見るもの、触るものすべてが新鮮で、好奇心の赴くままに駆け回る日々。


また、温泉旅行やリゾートへの旅行でのんびりと過ごした時間を思い出してみてください。

美味しい料理を食べ、温泉につかって部屋でひと休みをしているときの自分。

リゾートのビーチで波の音を聞きながら、ゆっくりと日光浴をしているときの自分。


振り返ってみると、これらのシチュエーションでは

「何もしていないのに、なぜか充実した感覚がある」

のではないでしょうか。

毎日出勤し、日常を追われるように過ごしている日々との違いは何なのか。

キーになるのが、「今を100%生きているか」です。


温泉旅行中やリゾート地にいるあなたは、今だけを目いっぱい楽しんでいる状態にあるはずです。

一方、日常生活では

・明日の予定
・未来の不安
・今日受けたストレス

などに心が向いてしまっている。


あなたは生活をしているなかで、どのくらい「今」を意識しているでしょうか。

流れるように時間が過ぎ、気付けば1日が終わっていたときはないでしょうか。

いわば時間を「消費」してしまっているような感覚。


瞑想によって得られるもののひとつが、絶えず「今」を意識できるようになるというものです。

たとえばビーチでゆっくりしているときのように、「何もしていないのに心地よい」が日常から得られる状態。

そうなれば、なかなか無敵ですね。

絶えず流れていく現実からいったんあえて距離を置き、じっくりと贅沢な時間を過ごすように瞑想トレーニングをしましょう。


もっとも多く生きた人とは、もっとも長く生きた人ではなく「生をもっとも感じた人」である。

ルソー『エミール』より



1-5. 瞑想の効果


瞑想の訓練により、対象に集中できるようになると以下の効果があるといわれています。

・落ちついて自分の軸が定まり、思考が安定する
心と体のバランスを取り戻し、心の鋭敏さを手に入れる
・心の平和を得て、感情の揺れが少なくなる

アメリカでは1970年代に、ジョン・カバット・ジンという分子生物学の博士である医師が、心や身体に痛みを抱える人々に「マインドフルネス」を応用出来ないか取り組みをはじめました。

その後現在にいたるまで、医学界でも瞑想のトレーニングが取り入れられています。


同氏の著書『マインドフルネスストレス低減法』によると、医学的にも

・心拍数の安定
・自律神経が整い、血糖値が下がる
・ストレスを軽減させる

など、さまざまな効果が立証されているとのことです。


また2000年代になると、インテルやGoogle、Yahoo など、マインドフルネスを社員への研修に取り入れる企業が増えました。

クリエイティブな活動に必要な集中力が養われて会社に利益をもたらすと、多くの企業が気付いたからです。


私個人としては、瞑想を習慣にすることで以下のような効果を実感しています。

・不眠症の改善
・集中力の向上
・日常のささいな物事に幸せを感じられるようになった

総じて、スッキリとした頭でいられる時間が長くなったと感じています。



1-6. 不眠に効果的な瞑想


瞑想により心と体のバランスを取り戻すと、時おり私たちを悩ませる不眠症にも効果があることが検証で明らかにされています。

これは身体や呼吸に注意をむけリラックスすることで、オキシトシンという成分が分泌されるからです。

オキシトシンは身体に安心感を与えるとても大切な成分なのですが、現代人にもっとも足りない成分であるといわれています。

考えてみると、体が緊張するときは「心が現在にいない」場合が多くみられます。

たとえば

・明日の試験がうまくいくか気になって眠れない
・今日犯した失敗を思い出し、悔しい気持ちになって眠れない

など。


就寝時に大切なのは心を休ませ、リラックスすることです。

やるべきことは単純です。


就寝前に5分だけで良いので、

何かを「する」モードから「あるがままでいる」モードへ切り替える。


それだけで、心に本来備わっている穏やかさがあなたを包んでくれるでしょう。

不眠に悩まされている方は、瞑想の練習をぜひ取り入れてみてください。



1-7.「マインドフルネス」について


近年「マインドフルネス」という言葉が注目されています。

シリコンバレーの起業家たちや、アスリートたちが盛んに内面生活の重要性を説き、目標にむけてセルフコントロールする術を発信しているのが一因です。

他人に振り回されることなく自分自身のことに専念し、目標にむけてセルフコントロールする心持ちがより大切にされる時代となっているからでしょう。


マインドフルネスとは、「今」だけに集中できるような精神状態を意識的に作っていくこと。
タイやベトナムなど、南アジア地域に伝来した上座部仏教が由来とされています。

その手法として「瞑想」が用いられているのです。


ジョン・カバットジンによるマインドフルネスの定義は以下となります。

「特別なかたち、つまり意図的に、今の瞬間に、評価や判断とは無縁のかたちで注意を払うこと」

他人に言動に心を悩まされることなく、自分の内面へと徹底的に焦点をあてて恒久的な安定を手に入れる。

毎日、大量の情報を目にする今だからこそ「自分らしく生きるため」に必要なスキルである気がしてきませんか?

幸せは、トレーニング次第で身につけられる技術なのです。



2. 瞑想のやりかた

さて、それではいよいよ実践編です。

これからお伝えするコツを踏まえたうえで瞑想を行うと、

・味わったことのない多幸感に包まれる
・人類規模、宇宙規模でモノゴトを捉えられるようになる
・この上なくリラックスできて、自分を客観的に俯瞰できる

といったレベルの心地よさを感じられるはずです。


コツをつかんで上達すると、脳内麻薬がナチュラルに溢れ出したような状態になります。

この感覚をあなたにも味わっていただきたく、このnoteを書いています。

専門書でよく見られるような難しい言葉は極力使わず、初心者のかたにも理解しやすく説明していきます。

ぜひ読みながら一緒に実践してみてください。


2-1. 瞑想に向いている人、向いていない人


・気が短い人
・内向的な人
・せっかちな人

どんな特徴をもつ方にも瞑想の門戸は開かれています。

逆に、向いていない方を挙げるとすれば

「就寝前に10分間の時間を取れない人」となります。

もしくは10分間を瞑想を使うことに価値を見出せない人です。


また、物事に対して断定的でない人のほうが瞑想に向いています。

断定的な人というのはたとえば

あの政治家はダメだ
あの国は危ない
自分は瞑想には向いていない

など、断片的な情報のみで決めつけてしまう態度を取りがちな人のことを言います。


世界は"中庸なもの"で溢れています。


中庸とはつまり、「良い」「悪い」で片づけられないような中間的位置にいるもの


自分が日によってコンディションが違うように、一言で決めつけられるほど世の中は一貫性がないのです。

幅広く受け入れる柔軟性をもった態度が、瞑想において望ましいと私は思います。



2-2. すべての悩みや不安は「過去」や「未来」に起因する


あなたは「今」、何かについて悩んでいますか? 
何かを不安に思っていますか?

瞑想の習慣は、あなたを悩みや不安から解放してくれます。

瞑想とはすなわち「今」にフォーカスすること。

瞑想とは、「今」という時間に錨(いかり)を下ろすような作業だと私は思っています。

あなたの悩みや不安は、すべてあなたの「過去」や「未来」に起因するのではないでしょうか。

つまり

『今』に意識をすべて集中すれば、悩みは消える

のです。


日々を忙しく過ごしている日本人へ、瞑想をもっと身近なものにしたい。

それが私の願いです。



2-3. 準備


あぐらのように足を組み、リラックスして座りましょう。

お尻の下にクッション等を敷くと快適さが増します。

足を組んで座れない場合は、イスに座っても問題ありません。


大きく深呼吸をしましょう。

その際、吸うよりも吐くほうに意識を置くと良いでしょう。

吸った時間の2倍の時間をかけ、お腹からゆっくり吐き切るようにすると良いです。

そして息を吐くときには

・現在心に引っかかっているモヤモヤ
・ネガティブな感情

など、「今、体から外部に出したいもの」を外に吐き出すようなイメージをもつと良いです。


反対に、空気を吸うときには

新鮮な、清らかな空気が体内を満たしているような感覚
不純物が取り除かれた、ピュアな空気を体に取り込んでいるような感覚

を意識すると、より良い瞑想体験につながります。


手はひざの上に。

手のひらは上向き・下向きどちらでも良いです。

目は薄く開けるか、閉じるようにしましょう。



2-4. 瞑想の姿勢


背筋はまっすぐに、肩は水平にして力を抜き、あごを引いて床と平行にします。

目を開けて瞑想をする場合は視線はやや下方に向け、前方1mほどを見つめます。

大きく息を吸い込むと、自然に背筋が伸びてくるはずです。

続いて息を吐くとき、背中の位置は保ったままにしておきましょう。

それが心地良い背中の位置です。

背中から力を抜き、リラックスしましょう。

呼吸とともに緩やかに体が揺れても良いです。

姿勢をチェックし、体が緊張している部分があったらリラックスさせます。



2-5. 瞑想の手順


ゆっくりと、呼吸に意識を集中していきます。

空気が通る鼻腔の感覚に、神経を研ぎ澄ませます。


吸って。


吐いて。


吸って。


吐いて。


数回繰り返すと、いつのまにか全く違うところに意識が向かっているのに気付くのではないでしょうか。


でも大丈夫。

気付いた段階で、呼吸に意識を戻してやればいいのです。


ひたすらこれを繰り返します。


全身をリラックスさせ、無理に力が入っている場所がないようにしましょう。

なるべく動かず、刺激に対して即座に反応をしないよう心掛けましょう。

あせらず、ゆっくりと。

つまり、瞑想の手順をまとめると

① 意識を呼吸に集中させる
② 他のことに意識が向いていると気付いたら、呼吸に意識を戻してあげる

たったこれだけです。

このシンプルなトレーニングが、あなたの人生を好転させるのです。



複数の調査では、短時間の実践でも集中力が高まる可能性が示唆されています。

最初は1日5分程度から始め、1回のセッションで注意がそれる回数が10回以下になったら、2~3分ずつ時間を延ばしてください。


始めのうちは効果を実感しにくいと思います。

「何のためにこんな事やってるんだっけ?」と疑念が湧いてくるかもしれません。
それでもひたむきに、呼吸に意識を戻してやりましょう。

そのうちに何となく、

・ふわっとしたような浮遊感
・じっと座っているのが苦ではない感覚
・エゴが薄くなり、自分を客観的に捉えられているような感覚

等が感じられるようになるはずです。

瞑想は筋トレと同じで、注意を戻す筋力は回数を重ねるごとに鍛えられていきます。

自身に起こるちょっとした変化を見逃さず、少しずつ成長していきましょう。



2-6. コツ・注意点


【目を閉じるべきか、開けるべきか】

初めて瞑想する方が気になるのが、「目を閉じるべきか、開けるべきか」という問題です。

それぞれに長所・短所があります。

閉じた場合は視界になにも入ってこないため、
呼吸により集中できる環境が整う一方

睡魔との闘いになりがちという欠点があります。

薄く開いたままにしていると寝落ちはしない一方で、視界からの情報に気を取られてしまいます。

どちらか、自分に合った方法を試してみましょう。


【意識は制御が難しい】

はじめから上手くいかないのは当たり前。

呼吸に集中するのはせいぜい数秒で、あなたの意識はあちこちに飛び回ってしまうはずです。

それでも自分は下手だ、向いていないんだと自己批判をするのでなく、シンプルに呼吸へ意識を戻してやることに集中しましょう。

はじめは暴れ馬のようで振り回されるばかりだった想念を、経験をかさねるにつれ乗りこなせるようになってくるのが瞑想の面白いところです。

自分に対して批判的な態度をとらず、優しさと肯定感を保つことを心掛けましょう。


呼吸に集中していたはずが、いつの間にか全く関係ないことを考えていた、ということも経験するはずです。

どういう経緯で今の思考に至ったのか、さかのぼることは難しいのではないでしょうか。

これは私たちがインターネットで調べ物をしていて、いつの間にか関係のないサイトに辿り着いてしまうのと似ていますね。

私たちの心は、考えから考えへと留まることなくジャンプし続けます。


瞑想によって心を制御できるようになれば、現在にしっかりと向き合うことに繋がります。


「命がかかっているかのように呼吸をすると良い」 ジョン・カバットジン


このアドバイスのように、「今、呼吸をしないと死んでしまう」と自分に暗示をかけてみるのも効果的ですよ。

嫌でも呼吸に意識が向くはずです。


また、何かに対して反応したくなったら、「反応しようとしている自分」をしばらく観察すると良いです。

つまり、刺激に対して即座に反応するのではなく、ひと呼吸おくこと。

たとえばかゆみを感じたら掻いてもいいが、「かゆみを感じている自分」を観察したうえで掻くと良いということです。


思考と情動(怒り・悲しみなど)は雲のようなものだとします。

私たちが目指すのは、雲ひとつない青空です。

できるだけ長く青空の状態をキープできるようにするのが目標。

雲が現れたことに気付いたら、もとの状態に戻してあげましょう。

思考や情動は雲と同様に、現れては消え、現れては消えていくもの。

クリアな状態を長続きできるように、観察する態度で臨むと良いです。


【ラベリング】

自己統制のテクニックのひとつに、「ラベリング」が挙げられます。

つまり、瞑想の途中で何かアイデアが浮かんだら「今、"思考"している」とラベルを貼るというもの。

怒りやストレスを感じたら、「今、"怒り"を感じている」とラベルを貼るのです。

当てはまる感情にカテゴライズされた単語を割り当てると、捉えどころのない情動を管理しやすくなります。


【「今、ここ」に集中するために役立つアイテム】

最近人気のCBDをご存知でしょうか。

CBD(カンナビジオール)とは、大麻草などに含まれる成分のひとつで、脳に働きかけ、鎮静化作用があるとされています。

神経に直接作用し、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質に対して反応するため、慢性的なストレスの緩和につながると考えられています。

大麻と聞くと「摂取するとハイになって多幸感あふれ、中毒症状を起こす」といったご想像をされるかもしれませんが、このCBDは合法となる茎や種の部分のみを使用しているため中毒性はなく、安心して使用できます。

私は不眠症の改善のために最近使用を始めたのですが、このCBDは瞑想トレーニングにも役立つと思い紹介させていただきました。

「どこか違う意識空間にトリップする」ような成分をもつ違法の大麻成分(THC)とは異なり、

このCBDは「今現在に集中できる」のに大いに役立つと感じたからです。

ちなみに私は非喫煙者でタバコ臭が苦手なのですが、CBDリキッドは嫌な臭いが全くありませんでした。

吸い口の感覚としては、シーシャ(水タバコ)に近いと思います。
私個人は以下のような効果を、使用後すぐに得ることができました。

・睡眠の質が向上
・ストレス軽減
・日常のイライラや疲労感が軽減

特に自身の内部への探求心の強い内向型タイプのあなたにとって、試してみる価値はあるのではと思いますので一応リンクを置いておきますね。

瞑想に使える”チートアイテム”としても、ご興味があればぜひ。


3. さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

瞑想の習慣で得た技術や能力は、実生活に生かすことができます。

ふとしたとき、自分の集中力が以前より増していることに気が付くでしょう。

また、「今」という時間をより注意深く過ごすことができます。

つまり楽しい時間を、より楽しく過ごすことができるのです。

なぜなら瞑想を通して得たマインドフルネスを、その経験自体に向けているから。

経験を楽しむ"自分の存在"が増すイメージです。


モノではなくて心にどう向き合っていくかに人々が興味を持ち始めているなかで、瞑想にはヒントがあるはず。

限られた人生という時間を、より充実させて生きるため。

これからも瞑想をしていきましょう!

この記事があなたの悩みを和らげ、役に立つことを祈っております。

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