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リモート勤務下でメンバーの「ちょっとしたムリ・ムダ」を解決するための気づき

こんにちは!RoomClip コーポレートDept.の足立です。
突然ですが、みなさんは「この仕事、こんなに時間かかるはずじゃなかったのに…」と作業時間を見誤った経験はありませんか?
私は恥ずかしながら、しばしば起きてしまいます(涙)。

見積もりが外れた理由を紐解くと、「資料や情報探しに時間がかかった」「効率的に出来そうな可能性に気づきながらも『力技』で切り抜け続けてしまっておりひと手間かかった」等、ちょっとしたムダ・ムリの積み重ねが時間のロスに繋がっていることに気づかされます

実は、当社においては、小さいながらも確実にメンバーの作業効率に影響を与えていたものの1つに、「RoomClipカラーコードを探す手間」がありました。

今回のnoteでは、その手間を解決してくれたデザインチーム担当者に話を聞いてみました!

何が解決されたのか :「 RoomClipカラーコード」を探す手間が無くなった!
・RoomClipのプロダクトには「RoomClipカラーコード」が使用されていますが、様々な制作現場でそのコードを探すひと手間がかかっていました。
・今回デザイナーの発案で、slack上で「$色」とつぶやくとslackbotが即座に「RoomClipカラーコード」を応答してくれるように!カラーコードを探す手間が無くなりました。(使用した機能:slack カスタムレスポンス機能

▼ 実際のslack画面

slack画面_モザイク後 確定

担当デザイナー 中川へのインタビュー

きっかけは他メンバーとの会話

ー  早速ですが、今回の機能を思いついたきっかけを教えてください!

中川:
きっかけは、メンバーと資料デザインの打ち合わせをしていた際に「ガイドラインを見に行かなくてもカラーコードがパッとわかるようにできない?」という話題が出たことです。
私自身、過去に「このカラーコードなんだっけ?」と他のメンバーのデータを見に行ったことが。また、他チームのメンバーから口頭で「ここの色ってどんなカラーコードだっけ?」と問い合わせがくることもありました。
なので、「いつでも・どこでも・誰でも、RoomClipの色がパッと一覧で確認できる状態になったら結構みんな嬉しいんじゃないか?」と想像し、この形式を思いつきました。

リモート勤務下で「ちょっとしたことが聞きづらい」中、多くの人にニーズがあった!

ー 今、このタイミングで「RoomClipカラーコード」の呼び出し機能の制作に取り掛かったのはなぜでしょう?

中川:
リモート勤務がベースとなっている今の状況下で、他チームのメンバーにちょっとしたことを聞くのってなんとなく気がひけることも多いと思うんです。
とはいえニーズがどれくらいあるのか分からない中、とりあえず素案を作成していたところ、週1度行われている『横串MTG』(チーム横断で情報共有を行う定例MTG)で、チームメンバーが「こんなの作ってるよ!」と共有してくれたんですね。
そこで他チームメンバーから想像より大きな反響があったため、「ニーズが多いなら即反映しよう!」となり、大急ぎで体裁を整えて共有しました。

▼リリース後、メンバーから寄せられた喜びの声

2020-09-24 (19) みんなの声2

声3

プレビューを入れつつ情報を絞り、誰でも簡単に使えるものに

ー 実際の表示の仕方及び、どの色を載せるかの選定にあたって、気を配ったことはありますか?

中川:
RoomClipのブランドカラーは、大きく分けて「メインの赤」、「グレートーンにあたるもの」、「アクセントになるもの」の3つがあります。
今回は、それらの色、かつ最も使われるであろうデジタル媒体のみの色に絞りました。
また、色名や数値だけを言われてもピンとこないメンバーも多いと思ったので、各カラーのプレビュー(※)と、「このカラーグループはどういった場面で使うとよいか」の簡単な説明も添えました。
呼び出すワードについても、チームメンバーと「できるだけパッと打てる単純なものがいいよね」という話になり、一番単純な「色」を選択しています。

※Slackは16進数カラーコードを入力するとその色のプレビューを表示してくれます。

オンラインでの交流が増える中、「RoomClipらしさ」の表現に色が使える!

ー メンバーには、この機能をどういう場面で使ってもらいたいですか??

中川:
オンラインでの交流が増える中で、チームを問わずスライドや資料を作成する機会も増えたかと思います。
そんな中で「RoomClipっぽい色を使いたい!」「もう少し色を足したいけど、RoomClipっぽさは残したいなぁ〜」という場面があるかと思うので、そうした際にぜひご活用いただければと思います!

メンバーの状況にアンテナを張ると同時に、自分の状況も積極的に伝えて気づきを得る

ー 中川さんは、日頃から、他チームの課題や取り組んでいること等にアンテナを高く張っているイメージです! その理由を教えて頂けますか? また、何か心掛けていることがあれば教えてください!

中川:
デザイナーという職種柄、チームをまたいでお仕事をさせていただいたり、ヒアリング等でお話を聞く場面が多かったりする点が一番大きいと思います。

実はもともと多方にアンテナを張るのはあまり得意ではないんです。

ただ、今は、リモート勤務が中心となり、他のメンバーの顔や状況も見えないことが多く、「他チームの〇〇さんは今日忙しそうだなー」とか「夜オフィスで交わされる趣味の雑談」といった、毎日自分の中になんとなく入ってくるたくさんの情報が極端に減ってしまったんですね。
なので、以前と比べて「強めにアンテナを張らねば!」と意識するようになりました。

具体的には、Slackのメッセをより細かく追ったり、MTGでお話しした際に雑談がてら今ちょっと思っていることや悩んでいることを聞いたりですね。
また後者の際には、極力自分の話(別の案件でこういったことをやっているよ・こういうちょっとした悩みがある等の近況)もするようにしています。自分にとっては本当に何気ないことでも、別のメンバーが受け取るとまったく異なる見え方や考え方をしていたりするので、意外なフックになってくれるので。

ー ありがとうございました!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
デザインチーム中川さんの気づきと工夫が、多くのメンバーの「ちょっとしたムリ・ムダ」を解決した事例を紹介しました!

リモート勤務下で、どうしてもチーム外の課題が見えづらくなっています。

そんな中でも、slackを通して情報を取りにく姿勢や、MTG等の機会に積極的にメンバーの状況をヒアリングしたり自分の状況を発信することにより、他メンバーのニーズや課題を汲み取り、多くの人に喜ばれるアイデアを出すことに繋がったようです。

新しい働き方の中でも、「コミュニケーションから生まれる小さな気づき」を大事にしていきたいですね!

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