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花畑脳

花畑A「戦争するくらいなら併合された方がマシ」
花畑B「そうだ、死ぬよりマシだ」

こうして花畑の国は侵略軍に併合されました。

侵略軍「では、君たちは今から我が国の国民である。我が国には兵役の義務がある。今から私と一緒に来たまえ」

こうして連れて行かれた花畑たちは、ロクな装備も渡されずに正規兵たちの弾除けとして死んでいきました。めでたしめでたし?

ちなみに第二次世界大戦の枢軸国の日独伊ですが、最初に降伏したイタリアの裏切りはドイツにバレていて、降伏後ドイツに速攻で北半分を占領され、占領地から徴兵された兵は同じイタリア人同士で殺し合いするハメに。

戦争は国際政治の一つの状態なのですが、起こってしまったら簡単に収められないので、匂わす程度で実際は戦わないのが使い道としては常道です。しかし、大きな戦争、いわゆる世界大戦が長い間無かった為に「戦争ってなんだっけ?」「戦争やってみたい」「勝てる戦争ならやらなきゃ損」みたいな連中が世界中にいたようです。おかげで戦争を起こしたバカがあちこちに現れてこちらとしては大迷惑です。

戦争が起こる前はあらゆる抵抗をして起こらない努力をする事は理解できます。もう避けられない、若しくは起こってしまったら潔く戦うしかないよ。逃げても逃げきれない。逃げた事は自分が知っているから。どこまで行っても自分からは逃げきれない。結局、自分との戦いが一番辛く苦しかったりするが、死ぬまで続けなければならない。そんな人生だからこそ、路傍の花が美しく感じられるのかもしれませんね。

では、また別の記事でお会いしましょう。

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