性的マイノリティを受け入れる 4

パワハラ防止法

国会では「性的指向・性自認を理由に仕事から排除する」こともパワーハラスメントに該当すると政府が答弁しており

今回のパワハラ防止法が施行した事で、もう「うちの職場にはLGBTはいない」「多様な性のあり方について知らなかった」という言い訳は通用しないフェーズに入ってくると言えるのではないか。

LGBTや多様な性のあり方について知識のない人が対応にあたり、結果的に二次被害が起きてしまうということがないよう、相談対応者の研修等も必要だろう。SOGIハラやアウティングについて、守秘義務のある外部の相談窓口を設けている企業もある。

まだまだ「SOGIハラ」と「アウティング」という言葉自体もよく知られていない現状。パワハラ防止を周知・啓発する際に、常々「SOGIハラ・アウティング」の説明も盛り込むことが重要だ。

今回の法制度は企業等の「組織」に向けて対策を義務付けるものだが、もはや、企業で働く一人ひとりにとっても、多様性を尊重し、SOGIハラやアウティングを含め、ハラスメントにならないようなコミュニケーションを身につけることは、働く上での基礎的なスキルとして求められてくる時代だ。

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