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ダンナと愛犬はヨーロピアン #2 出会い   

出会い

ダンナとの出会いは「出会い系サイト」

2000年頃のこと、あるにはあったけれど、まだそんなにネットの出会い系サイトは今ほど一般的ではありませんでした。

にもかかわらず、来日外国人専門の出会い系サイトがあったのです。

当時、在家出家(出家をせずに通常の日常生活を送りながら仏教に帰依すること)していた私は(これについてはまた ...)彼氏を見つけるためではなく、仏教に興味のある外人に布教する目的でそのサイトの会員になったのでした。

それって今思えば変な考えだったのだけど ...笑

何人かの外国人男性に、2文字の僧名でメッセージを送り、何人か返信があったのだけど、一人だけ返信がありませんでした。

その彼の名は「Peter(ピーター)」

しばらく数人とやりとりしていたけれど、これといって仏教の話が進む人もいなかったので、また新たに別の人にメッセージを送ると、彼は仏教に興味があると言い、とてもスムーズに話が弾んで電話番号を教え合う仲に。

彼はオーストリアから来て、日本のある会社で勤めていました。

で、交流するうちに御多分に洩れずお互い恋心が芽生え、直接会うことに。

年齢が近かったこともあり、会ったその日からトントン拍子にことが運び1年の交際を経て結婚へ。

彼は仏教の話も聞いてくれ、「般若心経」というお経まであげるようになりました...

と、ここで先ほどのPeterが再登場!

え?もしや三角関係に?

ではなく、実は後で知ったことなのですが、Peterはダンナが出会い系サイトにクリスチャンネーム(キリスト教で洗礼の儀式の際授けられる名前)で出していたところ、あまりいい出会いがなかったので本名に変更してから私と出会ったとのこと。

Peterに送ったメッセージの私の僧名をみて、gayだと思ったのだそう。

どこの国の男性だって、女の子のことはしっかりリサーチしているのだろうだから(笑)日本人の女子の名前ではないことくらいわかったのね。

実は私も僧名から本名に変更して、本名のダンナにメッセージを送ったので、彼も返信してきたという訳。

クリスチャンネームと僧名ってまあ、すごい偶然といえば偶然。

一度は結ばれないようになっていたのだけど、「縁」ってあるのよね。

(只、お釈迦様とイエス様はご友人同士だから敵対していて会えなかったわけではないと思う)

お互いがネーム変えてなければ出会っていなかったのかもしれないのだから、結ばれるご縁がある人とはどんなことがあっても結ばれるということなのでしょう。

たとえ地の果てにいる人でも、外国人でも。

※ただし来日外国人専門の出会い系サイトが今あるのかは知りませんが、「あわよくば遊んでやろうという外人の登録者の方が多いよ、君は真剣交際する人を探していた僕と出会えてラッキーだったよ。」とダンナが言っていましたので、利用される際はお気をつけくださいね。

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