東洋医学における「健康」へ。【その1】~東洋医学って?~
こんにちは。ろんどん。です。
今回から、このシリーズを始動します。
東洋医学における「健康」へ。
大筋では、東洋医学の現状と本質をゆっくりと説明し、日々の養生法を「養生訓」をもとにして解説していこうと、考えています。
1.東洋医学って?
症状が出ている部分に注視し、異常を正常に戻すことを主眼において治療を行う。様々な機械を使って検査し、化学合成された薬剤を使い、時には、体にメスを入れ、手術をする。
今、私たちがお世話になっている医学は、おそらくこの西洋医学でしょう。
じゃあ、東洋医学ってなんでしょうか。
そもそも、日本における東洋医学は、7世紀ごろに、中国からもたらされた「中医学」をもとにしたもので、約2000年の歴史があります。
治療法としては、生薬を用いた漢方薬、鍼灸、あんまなど、様々なものがありますが、これらは、経験的に出来上がってきたということ。
つまりは、東洋医学というのは、莫大な年月を積み上げた経験医学 ということが出来るでしょう。
また、東洋医学においては、体全体を見つつ、バランスのとれた状態は、人によって違う という考え方があります。そして、個別の病状「証」を判断し、根本的な原因に向き合い、治療を行っていきます。
ですから、西洋医学のように、正常値の概念が存在しません。
これらのことから、東洋医学は、西洋医学とは一線を画す考え方を内包した、全く異なる医学であるということが、分かります。
ここまでのことをまとめると、
東洋医学とは、
・中国が発祥で、約2000年の歴史がある
・症状が出ている部分だけでなく、全体を診る
・体質改善によって、根本的な治療をする
・西洋医学とは全く異なる考え方である
といえるでしょう。
2.ろんどん。の考え
ここからは、私自身の考えになりますが、
西洋医学というのは、画一的であり、即効性を求め、ある意味 分かりやすい 治療を行うものだと思います。
ストレス多き現代、皆何らかの体の異常を抱えているものですが、治療が長引けば、生きていくための「仕事」に支障が出てきたり、「勉強」が追いつかなくなったりするわけです。ですから、市販薬や、処方薬で、何とかだましだまし、症状を抑えているのが、現状だと思います。
もちろん、西洋薬には、大変な価値があり、緊急性を要する症状には素晴らしい効果を示すものも多いです。
しかしながら、先ほども「体の異常を抱えている」という書き方をしましたけれども、現代人は、慢性的な症状 を抱えており、これは、その人の生活習慣や、考え方、置かれた環境などに、大きく影響を受けるものであります。
これを、西洋薬によって、だましだまし治療していては、根本解決にはならず、後々の大きな病気へと繋がっていくことは、容易に想像できるはずです。
先ほども述べましたように、東洋医学では、体全体を診て、バランスの良い状態へと向かわせる根本的な治療を行うことで、症状に対してアプローチします。時には、生活習慣をより良いものにしたり、置かれた環境を変えたり… 。常に、原因に向き合い、治療していくわけです。
つまりは、慢性的な症状に対しては、原因に向き合った治療をするという点で、東洋医学しか価値がないと言い切っても良いのです。
原因があるから、結果があります。
結果が思わしくない時、原因に立ち返ることは、
自然であるはずです。
だからこそ、今、
東洋医学を、みなさんの生活に取り入れてほしいのです。
一度、体と本気で向き合ってほしいのです。
体の声を聴いてほしいのです。
長くなるかと思いますが、最後までこのシリーズを読んでくださると、幸いです。
3.参考文献
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