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お母ちゃんゼロからフランス語|子供向けの仏仏辞書を使ってみる [2年半〜]

今日は我が家にあるフランス語辞書のお話です。

8歳・6歳・3歳でヨーロッパ・フランス語圏に引っ越してきた子供たちは、今は、12歳・10歳・7歳。フランス語が全く話せない状態と時から、近所の公立現地校に通っています。特に初めの1年は、山あり谷あり、決して楽ではありませんでしたが、今は、基本的なことは不自由ない様子。それでも、もうすぐ4年となる今でも、語彙や表現力はまだまだこれからです。

宿題でわからないことがある時は、この頼りにならないお母ちゃんを頼るしかない子供たち。そのお陰で、あの手この手で、どうにかなることは学んでいるようです。こちらの国語の勉強(フランス語)は、文法学習が多く、辞書が必需品。名詞や名称に関してはGoogle Imageで画像を見れば手っ取り早いのですが、言葉の意味を調べる時は、オンライン辞書の定義は大人向けに書かれているので、フランス語を母語としない小中学生には、難し過ぎることがよくあります。年齢に適した辞書であれば、理解できる範囲の語彙で説明されているのでとても便利です。

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我が家で、いつでも手軽に使えるように、食卓近くでスタンバイしているのがこちら。対象年齢や収録語数をまとめると、こんな感じです:

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子供たちは、まずは自分の年に合った辞書を手に取り、もしも説明が難し過ぎたらひとつ下のものを、載っていなければひとつ上のものを、という具合で使っています。実際の内容をご覧いただくために、それぞれの辞書の「R」のページをどうぞ:

「R」のページの比較

5〜8歳向け

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7歳〜11歳向け

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11歳〜15歳向け

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一般向け

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わたくしお母ちゃん(B1学習中)には、「5〜8歳向け」の説明が、明快で一番わかりやすいです。けれども、大人が調べたい言葉が載っていないことが多いため「7〜11歳向け」から引き始めるようにしています。

お次は、同じ言葉を、それぞれの辞書がどう定義しているか見てみたいと思います。例えば、動詞「décrire」の定義は、対象年齢によってこのように変わります。

動詞「décrire」の定義の比較

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お母ちゃんの場合、定義を読んで、はっきりと理解できるのは、やはり「5〜8歳向け」。「7〜11歳向け」も、そこそこイメージがつきます。11〜15歳向けとなると、今のお母ちゃんにはちょと難しく、スッキリと「なるほど、わかったぞ!」と感じることができません。こちらの語学学校が初心者クラスからオールフレンチであるように、オールフレンチ辞書も、子供向けのものであれば、もっと気楽に手に取ることができそうです。

最後に、子供向け辞典のもうひとつの魅力は、図鑑ページ。あるテーマについての関連語彙をイラストと共に眺めることができます。対象年齢の学習内容にも沿っているので、現地の子供が学んでいる内容もなんとなく掴むことができ、また実際に現地校に通っている子供の宿題にも役立ちます。

図鑑ページ

5〜8歳向け

動物のメス・オス・こどもの名詞や鳴き声は、子供の常識のようですが、わたくしの頭には全く入りません・・・

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7歳〜11歳向け

幼稚園でも小学校でも、繰り返し学習する「水の循環」について。だから環境問題に敏感な若者が育つのかなと思ったり・・・

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11歳〜15歳向け

算数用語もたっぷり載っている・・・

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以上でーす。

フランス語でわからない言葉がある時は、手軽にGoogleで調べることが多いお母ちゃんですが、その時「わかった」と思っても、頭に残ることが滅多にありません。何度も繰り返し同じ言葉を調べれば、徐々に残るようになるのですが、この調べる作業を少しずつ「定義はフランス語で読む」ようにすれば、物事の説明の仕方にも触れることができて、もう少し実になるかもしれません。

お母ちゃんの記憶力が、全く頼りにならないものであることには変わりないのですが、それでもボチボチがんばりまーす✌︎('ω')✌︎

おまけの一枚:季節はアスパラ!

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