至高のスコーン_チャレンジ1回目

至高のスコーンチャレンジ 1回目&2回目


ここ毎日虚無感がすごいのは、好きな人と会えてないからだと思っているROM専です。さみしい。

ティータイムや温かい飲み物のお供の定番のひとつであるスコーン。
イギリスの家庭では一番最初に女の子が習うお菓子であるそうです。
それを知っただけでなんだか少し素敵な気持ちになる単純なインターネットお菓子作りマンです。

今回の目次です。

至高のスコーンチャレンジをしようと思った経緯と公開した経緯

私は毎日コーヒーかソイラテを買ってから出社します。
通り道にコーヒーショップが2店あるんです。どちらかの店舗でコーヒーをテイクアウトするのが、毎朝のルーティーンになってしまいました。

そしてコーヒーと一緒にいつもスコーン(大好き)などの焼き菓子をひとつ追加で買っていくんです。そのスコーンとコーヒーで朝ごはんとしています。
最初こそ普通にスコーンを買っていたのですが…私はインターネットお菓子作りマン。

自分で自分の好みの至高スコーンを作ることで節約&お店のよりもおいしいスコーンを毎日の朝ごはんにできるのでは…???

ここから私のスコーンチャレンジが始まります。
これが至高のスコーンチャレンジを始めた経緯です。

そしてこれを公開しようと思ったのは、
最初に記述した通り、スコーンはイギリスの女の子が最初に習うお菓子です。
つまり、すぐにできて、少ないコツで、比較的簡単にできるお菓子ということです。

なので、お菓子作りに挑戦してみたいけど敷居が高いな…と思われる方や、焼き菓子初心者で様々なヒントをお探しの方へ、スコーンのレシピとちょっとしたコツやヒントを。
ROM専がお菓子作りしているのは知ってるけどレシピに試行錯誤しているところ見たことないなと思っている物好きな┣''スケべの方へ、レシピの試行錯誤の模様を公開しようと思いました。


至高のスコーンの定義

本シリーズ記事における「至高のスコーン」の定義は、
外はサクッ、中は少しのふわっ、冷めるとほろっ、とします。

本場イギリスのスコーンは、私たちが思う焼き菓子というよりはブレッドに近いもので、とてもドライで硬いんです。
しかし我々がよく口にするスコーンは、柔らかいケーキや焼き菓子に慣れている口に合わせたものです。

私自身もブレッドタイプのスコーンではなくって、外サク内ふわのスコーンが大好きで、さらに冷めても硬くならず、内ほろになればなお良し!なので、外はサクッ、中は少しのふわっ、冷めるとほろっをスコーンチャレンジのゴールとします。


【第1回目】

最初ということなので、本場イギリスのスコーンに近いレシピで作ってみました。
結論から先に言うと、硬い!口に慣れない!人に食べさせられない!ものができました。
近年稀にみる失敗でした。正直凹みましたね。

材料は以下の通りです。

画像1

薄力粉 160g
強力粉 160g
ベーキングパウダー 5g
無塩バター 55g
塩 4g(小さじ1)
グラニュー糖 15g(大さじ1)
牛乳 100ml
卵(全卵) 1個

写真ではチョコレートがすごい存在感を出していますが、これは後付けトッピング用です。(しかもオーブン入れた後に思い出して慌てて表面に刺した)

焼いている様子はこちらです。

画像2

焼き上がりはこちらです。

画像3

うーーーーーーーーん、全然満足な腹割れをしていない。

出来たてを食べてみても、やはりブレッド感が強い…
密度が結構あって、ギュッギュっと噛みしめる食感です。

次の日食べてみると、やはり賞味期限当日レシピ、水分が抜けて飲み物がないと飲み込む時ちょっと大変でした。

好みではない…
どこがダメで、どう改良するかは次に書きます。


反省点

ダメだった点と、どう改良するかを以下に箇条書きにします。

水分量が足りない
完全なバター不足。バターの風味も少なかった。
分量は粉の約1/6と少なかったので、割合をもっと大胆に増やしてもよいかも?

甘味が足りない
好みの問題だと思うけど、今回は塩味が強かった。
個人的にはほんのり甘いスコーンが好みなので、倍くらいに増やしてみる?

硬い食感
強力粉が多い。強力粉が多いと歯切れの良さとコシが強くなるので、私の好みのスコーンにするには、配合を薄力粉に対して強力粉少なめでもいいのでは?

腹割れが満足でない
ベーキングパウダー不足と、強力粉が多かった。
膨らむ強さが足りなかったのと、強力粉のコシで膨らむ力が抑えられてしまった?

…反省点多くない?
この時点で若干凹みました。

これは本場レシピの分量を割合で見て、レシピ引き直しする必要がありそうです。楽しみ楽しみ。
こうやって、どれくらいどれを多く(少なく)すればどうなるな、って考えてる時が試行錯誤している一番の醍醐味で一番楽しいところなんですよね。

ということで、この改良点を踏まえた2回目に挑戦です。


【第2回目】

前回の反省を踏まえて、
バター多め、薄力粉と強力粉の割合調整、ベーキングパウダーの量調整
を反映したレシピを立ててみました。

材料は以下の通りです。
ちょっと日和って材料少なめで作りましたヽ(;▽;)ノ

画像4

薄力粉 95g
強力粉 60g
ベーキングパウダー 6g
有塩バター 40g
塩 1-2g
グラニュー糖 20g
牛乳 50ml
卵(全卵) 30g

今回の材料、バターにこだわりました!!!
中央に鎮座しているこの橙色のパッケージ…

画像5

フランス産の「Le Gall」(ルガール)バターです!!!!!
いわゆるプチ贅沢ハイクオリティーバター。

そのままでつまみ食いしてみると、カルピスバターよりもミルク感濃く、味わい深い、ずっとこれ使っていたい…
こんな調子だとエシレとか仕入れた時どうなっちゃうことやら。
んまあ近いうちに仕入れるんですがね!!!!!ルンルン!!!!!💢

手順は以下の通りです。手順自体はいたって簡単です。
ですが、抑えておきたいポイントはしっかり守るようにしましょう!

バターは冷蔵庫から取り出したものをすぐに細かく刻み、使う寸前まで冷蔵庫に待機させておく。

薄力粉、強力粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖は振るっておく

別のボウルに卵30g(割って溶いてから量りましょう)と、牛乳50mlを合わせて混ぜておきます。

刻んだバターを振るっておいた粉類に加え、手早く粉にバターを擦り込む。
バターの偏りがなくなって、全体がそぼろ状になってきたら、
卵と牛乳を合わせたものを2-3回に分けて入れ混ぜる。

画像6

!Caution!
ベーキングパウダーは水分を吸った時点でどんどん膨らんでいってしまうので、卵牛乳を合わせた後の工程は手早く!とにかく早く!

!Caution!
生地を合わせるときは、練ってはいけません!
折りたたむように生地を半分にし、上から切るようにして全体を馴染ませ…の繰り返しで行いましょう。
練ってしまうと十分に膨らまず、密度の高いスコーンが出来上がります。

!Tip!
生地を抜いたらすぐに焼きに入れるように、粉に水分を入れるくらいの段階で、220℃にオーブンを予熱しておきましょう。
生地の膨らみは焼成時に始めまるようにしないと、満足な腹割れが起こらないです。

生地がまとまってきたら、手で2-3cm厚にのばし、型でとる。
断面は、断じて!触らないこと!腹割れの邪魔になっちゃう!

型でとった段階で並べたところはこんな感じです。

画像7

うんうん、なんだかもう概ね成功の予感がするぞ。
そしてすでにバターの豊かな香りが漂っているぞ。
さすがルガールバター…スコーンにカルピスバターもう使えないようどーしよ。

バターの香りや、バターの風味を楽しみたいお菓子を作るときはこういったリッチなバター、あるいは発酵バターを。
バターをつなぎとして使う場合は、比較的あっさりしていてほんのりミルキーな甘みも感じられるカルピスバターを、というような使い分けが良さそうですね。

焼いているときはこんな感じです。220℃で20分です。

画像8

いいぞー!がんばれ!がんばれ!
側面、表面、腹割れ部分の、多めバターの擦り込みによるこの独特の凹凸感…!
腹の割れ方も好みに近い!!

焼き上がりまでずーーーーーーっと見守ってしまいました。我が子か。

焼き上がりはこちらです。

画像9

前回とは見違えた!!
やっぱり粉がバターの割合と比べて多すぎたんだなあ。

見た目も私好みドストライク。
妙に綺麗なのもいいけれど、私はこういうハンドメイド感、そして見て一瞬でわかるこのリッチ感……はぁ〜〜〜たまらん。

粗熱か取れるまでじっくりと眺めてしまいました。
いいお菓子作りができると、無意識にお顔もにっこりになるんですね。

さて実食。
本場レシピと分量をかなり大幅に変えてみたけども…

めちゃくちゃ美味しいぞ…
バターの香りも、ちょっと足らないくらいだけど及第点。
ほんのり甘くて、出来たては外側はサクッと、内はしっとりです。
粗熱をとって落ち着かせた後のものも試食してみましたが、水分が過剰に飛ぶことはなく、出来たてがしっとりだったのは、ほろっと食感になっています。

これはいいぞ。いいレシピに向かっているぞ。

しかしゴールは至高のスコーン。
少し欲が出てしまいます。
大部分の配合はこれでFIXかなと思うのですが、あとは微調整に微調整を重ねていきたいと思います。


次回調整すること

さて、今回は割と満足のいくスコーンが出来上がりましたが、少し微調整をしつつレシピを完成させます。

バターの割合を、粉の1/5に増やしてみる
単純によいバターの風味をもっと顕著にふわっと香らせたいのです。
しかし表面が焦げやすくなる可能性が高まるという脆弱性も持ち合わせているので、焼成時はオーブン付きっきりで様子見します。

強力粉の分量を気持ち多めにする
今回のスコーンは、出来たての中身が少々ふんわり感が強い印象でした。
ふんわり感が強いと若干スコーンではないのでは…?という厄介な自論が出てきてしまうんですね〜面倒ですよね〜〜、知ってる。
なので、もう気持ちだけ強力粉を増やして内側にコシを持たせてみましょうう。

ベーキングパウダーをプラス小さじ1か2
次回のレシピに強力粉を気持ち程度増やす分、ベーキングパウダーの膨らみにも頑張ってもらわないといけないんですね。
しかも、今回の腹割れにも満足いっていないので、少し大胆にベーキングパウダーを増やして、どれくらい膨らむかを試してみたいんですよね。

上記をを踏まえて、第三回にトライしたいと思います!

ベースになるスコーンのレシピが出来ただけでも大収穫です。
思ったより早く、好みのスコーンができそうです。

おそらく次回で至高のスコーンができる気がする…(気がするだけね)
あっさりできちゃって記事余っちゃったら、アレンジ編も載っけようかな。

それではまた次回!
みなさま、よいお菓子作りライフを👋



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?