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【世界遺産のお膝元】國富奎三コレクション室 姫路市立美術館
長男の小学校卒業記念に姫路城が見たい、という事ではるばる姫路までやってきた。2人の息子はお城回りへ。その間、私は隣の姫路市美術館へ。
日取りが悪く、企画展は無し、常設展示室が一つしか開館していなかったが、それでも全面休館ではなく、市のコレクション室が開かれていることが大事。
姫路市内に住む医師の方から寄贈を受けたコレクション展示室が設けられている。
館内撮影は可能だが、SNS等インターネット上にアップロードはNG。
クールベからマティスまでのコレクション。
中でも、お!と感じるその作家のイメージから少し外れた作品が展示されていて、美術館のコレクションの個性を感じた。
来歴の面白い作品も多く、例えばマティスの油絵に関しては旧松方コレクションだったものだそうだ。
これが判明したのも3年前、大発見である。
国立西洋美術館と姫路市立美術館の共同研究の上、判明したこと。
この、「今、判明する」感の面白さ。
どうも色んなことは自分が生まれるより前にだいぶ判明しちゃってるんじゃないか?と思っていたところ、こんな中年になっても尚、新しいことがわかったり判明したりすることに遭遇するのが楽しい。
建築について
赤煉瓦の素敵な建物の姫路市立美術館。
バックに国宝姫路城をたたえ、遜色の無い外観が素晴らしい。
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1983年開館という時代性を考えると、元ある文化財的建物の内部をうまい具合に現代化し、美術館として成立させたのは凄い先見の明があったのではないか。
おりしも時代はバブル期。スクラップandビルドが主流の世の中で古い物が壊されてもおかしく無い。
今でこそ内部リノベーションはよくある例だが、30年前にこの判断をした姫路市は素晴らしいなと思う。
旅のお昼ごはん
お城と駅の間には古い商店街があり、観光客向けの飲食店も多数。
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傍には従業員のおばちゃん達の自転車。
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