【己もひとつのパーツ】真空のゆらぎ 大巻伸嗣 国立新美術館
とてもシンプルな仕組みなのだが、スケールを大きくすると人は感激する。
そう、影絵、なのだ。行灯と言っても良いかもしれない。
光と影。
ただそれだけなのだが、人をおぉ!と思わせる空間を作れるのだな。
第四室の波の空間にも驚かされた。
第三室で演劇やダンスの表現領域への関わりも展示されていたが、こういう表現ができれば舞台上に波を、海辺を表現することができるのかもしれない。
シンプルに言うと風になびく布、になるのだけども間違いなく波の音が聞こえる。
今回は入場無料でもあるので、普段、美術館へはあまり行かないという方でも挑戦しやすいのではないだろうか。
わかりやすく「すごい」「きれい」を感じられる作品なので現代美術やインスタレーションをぜひ身近に感じて欲しい。
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