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【練馬区どうした】 宇川直宏展 FINAL MEDIA THERAPIST @DOMMUNE練馬区立美術館

知る人ぞ知る、DOMMUNE(ドミューン)。
ある一定の世代のそちらのカルチャーと触れてきた世代だと、
「おお!DOMMUNE!」
「今なぜDOMMUNE?」
「そしてなぜ練馬?」
ということらしい。

練馬区立美術館。結構渋い建物です。


らしい、というのは私自身がそのカルチャーを通っていないから。
夫がドンピシャだったので行きたい!となり同行して来た。

宇川はスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの“現在美術表現”と位置づけています。また宇川は日夜配信を続けることを、テレビやラジオや新聞や雑誌、またインターネット等様々な”現代メディア”の盛衰に対し、オルタナティブの側からセラピーを行っている感覚であるとも言います。

練馬区立美術館公式UPより

「オルタナティブの側からセラピーを行っている感覚であるとも言います。」この意味がよく分からなかったので噛み砕く。
「オルタナティブの側から」=代替えの立場側から、という意?
「セラピーを行っている」=薬や手術に頼らず症状や問題を改善させる療法を行っている

うーーーん。難解である。

展示は制作物を見つつ、テレビ機器そのものの歴史やメディアの歴史の話を並行させながら進む。
既に懐かしい機器になっているブラウン管のテレビやVHSとベータの話など。実際に自分がメディアの歴史と共に歩んできたことがわかる。

ブラウン管を積む既視感
ビデオアートかな

しかしブラウン管を複数積み上げてビデオを流す。
この既視感。
ナムジュン・パイクっぽいなと感じた。
ビデオアートの系譜と続いているのだろうか。

アーカイブの映像も流れていた。
過去DOMMUNEに出演したアーティスト、主に音楽、アート関係が多い。
故・坂本龍一氏や高橋幸宏氏の映像も見受けられた。

様々なゲスト
あ、大竹伸朗氏も



圧巻なのは過去のライブ配信のバナー一覧が壁に上から下まで貼られている部屋。
1回のライブ配信のために作られるバナー達。
一瞬で過ぎてしまうものだが、しっかりデザインが施されている。
グラフィック的価値があると思う。

美術展関連の放送も多々あるのね
現代美術館の展覧会チラシ
いつもの練馬区立美術館と様子がだいぶ違う
放送メディア機器の歴史も追える
人影はマネキン

音楽関係が詳しい方は見てて楽しいのだろうな、と思える展示だった。
普段、美術館にあまり行かなくても違うジャンルを楽しめる方が増えると良いなと思う。

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