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英語以外の原書:Kindle、Audible

KindleやAudibleが外国語の学習に役立つのは、多くの人が書いています。ただ、ここで外国語はほぼ「英語」の意味で受け取られることが多いように思います。

しかし、それ以外の言語をやっている人も何気なく触れていますが、KindleやAudibleは「英語」だけに限らず、膨大な作品を本・音声ともに提供しています。

1)Amazonの洋書コーナーとAudible

日本のAmazonで「洋書」のカテゴリに行き、パソコンだと左のメニューバーで見ていくと、言語のカテゴリが「英語(English)、ドイツ語(German)、フランス語(French)、スペイン語(Spanish)、イタリア語(Italian)、ロシア語(Russian)、ポルトガル語(Portuguese)、中国語(Chinese)、韓国語(Korean)」と9か国語分、ありますが、こちらではDVDなども表示されてしまうのと、DVDの言語設定があるものは全部表示されているようです。

そこで、書籍検索のカテゴリを「洋書」とし、そこに「Spanish」で検索した結果はこんな感じでした。6~7万冊以上がピックアップされました。

Audibleはさすがに何万件も出てきませんが、それでも検索結果が2,000件と表示されます。

原書と音声とどちらもそろっている作品が無尽蔵にある英語よりは多少貧弱なような気もしますが、同じフォーマット・端末でほかの言語まで対応できるのはとても素晴らしい。

2)同様のサービス Audiobook

ちなみに、Audibleと類似のサービスでAudiobook(これは文字通りのサービスですね)というのもあります。
日本でもサービスを提供しています。こちらはAmazonのAudibleとは違って、月額750円で聞き放題。

AudibleとAudiobookのサービスの比較はこちらのサイトをご覧ください。

こちらに書かれている内容によれば、Audiobookの方が日本語の書籍は充実しているとのことです。ですが、外国語の書籍はあまりないようです。少なくとも私が検索したいくつかの本は見つかりませんでした。

また、アメリカでもAudiobookのサービスはあるのですが、不思議なことにロゴも異なるので、別会社がたまたま別な国で同じ名前の別サービスを提供しているのかなと思います。こちらはアメリカのAudiobookのサービス。ロゴから何から全部違います。

アメリカのAudiobookのサイトでは英語はもちろん多数そろっていますし、たとえばSpanishで調べると、こんな感じ。2020年11月29日現在で106冊のリストが提示されます。※2021年6月27日現在では、なんと60冊しかリストアップされなくなっています。理由は不明です。 

日本のAmazonのアカウントで20万冊の本が検索できたり、Audibleでも2000冊が見つかるのと比べると、別のプラットフォームであまり豊かとはいえないラインナップしかないのであれば、魅力的とは言いがたいというのが正直なところ。

3)日本のAmazonでも多言語での原書・オーディオブックを提供

ここまでくると、わざわざ書くほどのこともありませんが、日本国内で、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、ポルトガル語、中国語、韓国語の原書を探して読んだり、オーディオブックを入手しようとするなら、日本のAmazonだけでもかなりの数が見つかります。

同一のプラットフォームでそれらが読めるなどという夢のような境地は、たぶんほかのサービスでは無理かと思います。(そんなニーズをもった人が何人いるのかわかりませんが…)

念のため、日本のAudibleで「英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、ポルトガル語、中国語、韓国語」のすべてを検索してみましたが、どれも最低400件以上の検索結果が見つかります。

もっとも、それらの検索結果のうちには英語による「〇〇語の基礎」みたいなものもあるわけですが、それ以外の小説などの作品もきちんとリストアップされています。

4)もっとたくさんの現地語の本が必要なら…

上記の説明は、日本のAmazonのアカウントで購入できるという前提で調べたものですが、Amazonの使用言語は「アラビア語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、中国語、日本語、ポルトガル語、オランダ語、トルコ語」となっており、オランダ(amazon.nl)、スペイン(amazon.es)、トルコ(amazon.com.tr)、アラブ首長国連邦(amazon.ae)、インド(amazon.in)のような国で展開しています。

これらの国の本が必要な人は、もうすでにそちらで購入経験がおありかもしれませんが、あくまで参考まで記載しておきます。

5)Kindle/Audible関係の投稿の目次

本記事の投稿以後、追加でいくつかの記事も書きました。以下にその目次ページを作成しましたので、ご参照ください。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本内容について質問・ご意見のある方はコメントでお知らせください。

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