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かわいい家族とのお別れ

この記事は先月書き留めたものです。
ちょっと悲しいお知らせ。


今朝、我が家の大切な家族の一員が逝った。

1号ちゃんと2号くんが小学校に上がる前に、公園に捨てられてるのを拾ってきた黒猫。2匹とも真っ黒で目がくりっくりのかわいい赤ちゃんだった。

家を新築したばかりで、正直飼いたくなかったが、あの目で見つめられるとね・・・。
悩んだ末に出した答えが、可愛がってくれる飼い主を探すこと。
2匹とも一緒に引き取ってくれることが絶対条件。たぶん兄妹である2匹をこれ以上ばらばらにしたくなかったから。

猫好きの知り合いに片っ端から声を掛けたり、新聞に載せたり、出来ることはやった。1匹ならという人は何人かいたが、2匹まとめてっていう飼い主は一向に現れなかった。
それでも兄妹をばらばらにすることは、まったく考えなかった。

結局、家族の一員として受け入れることにした。
犬派の私としては、猫を飼うなんて考えもしなかったことだが、動物は大好きで、子供の頃はムツゴロウ王国に住みたいと本気で思ったこともある。

一緒に住み始めると、どんどん情が沸いてきて猫もいいもんだと思うようになった。

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それから12年、1匹が逝った。
家の中が少し静なになったような気がした。
兄妹で鬼ごっこするドタバタがなくなった。
残された1匹は少し寂しげに見えた。

それから更に3年、残された1匹も旅だった。
その日、夜勤だった私のもとに、号泣する3号ちゃんから電話があった。
死んじゃったよ~!さみし~~!
そうだよね、君が産まれた時には既に2匹ともいて、一緒に育ってきたんだもんね。

今頃、昔のように鬼ごっこをしてるだろうか。
お父さんとお母さんに会えただろうか。

15年も猫を飼い続けてきた今でも犬派の私。子どもの頃は家で犬を飼っていて、ほぼ毎日散歩に行った。
そんな私に『猫も悪くないな。可愛いじゃないか』と思わせてくれた2匹。

あっちの世界で仲良く走り回ってくれ。

さよなら




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