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「やりたいこと」を見つけた!

「もうインドへ旅に出る必要はありません…さっさと「自分探し」を終わらせて、自分の人生に夢中になりましょう」。表紙の袖にそう書いてあってドキッとした。そのうちインドに旅立ちそうな勢いだったから。

自分探しって苦手だ。しょせん見つかったところで自分じゃないか。学生時代に就職活動していた時は、耳障りの良いことを履歴書に書き連ねた。あれから色々あってライスワークは手に入れたけど、ライフワークは見つからなかった。

そんなある日、夫が「この本ええで」とすすめてくれのが「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方(八木仁平著)」。最初は拒否反応が出た。自己啓発本とか読んでる自分が嫌だなぁ…でも最後まで読んでみた。藁にもすがる思いだった。


・本書の構成

本書では、やりたいことを「大事な事(価値観)」「得意な事(才能)」「好きなこと(情熱)」で掛け合わせて見つける構成となっている。

本書によると、やりたいことを見つける優先順位は、1位:価値観、2位:得意なこと、3位:好きなことらしい。私のように好きなことは山ほどあるけど、やりたいことが決まらなかったり、すぐに辞めちゃうような人は、明らかに「価値観」と「得意な事」の深堀りが欠けてるんだと思う。

深堀する方法についても書かれていたが、中でも巻末の質問集はより具体的で役立った(「価値を見つける質問30」、「得意を見つける質問30」、「好きを見つける質問30」)。ここでは発見のあった項目のみ述べてみる。

・価値観について

Q.最近感動したことは何か?
シン・エヴァン〇リオンでシ〇ジ君が大人になった姿を見た時かもしれない。意外と人の成長に立ち会えた時に感動してるなあと思った。

Q.5年後どうなっていたいか
自分は人と関わりたい反面、一人の世界に深く潜りたいタイプ。夢中に作業しているときは必ず自室にこもって、そのことばかり考えていた。だから自分だけの空間を家に作ってそこに引きこもる時間を持ちたい。

Q.重大な決断と判断基準
夫と結婚した事。自分を認めてくれる人と一緒になった。

Q.反面教師について

母親なんだけど。自己矛盾だらけで、それに気づかず人にその葛藤を押し付けてくるところがあるので、私はそうはなりたくない。辛いこともストイックに向き合いたいと思っている。やりすぎると病むけど💦

・得意なことについて

Q.自分が飽きずにできた活動
子供の頃はひたすらフェルトでマスコット人形を作っていた時期があった。別に誰からも頼まれていない。自分の中でやり方が決まったことを儀式的に続けるタイプだった。例えば絵を描くにしても画材はカラーマジックのシリーズ、木炭のシリーズって決めてて、描く用紙やスケッチブックも決めちゃってて、後は何を描くかだけ(家電の模写とか動物の絵を延々と描いたりしてた)。もう流れは決めちゃってるから、これはアートっていうか作業だ。

もちろん、まったく同じものを作り続けるのはしんどい。だけど作業の中でバリエーションが存在することは続けられた。例えばフェルト人形も延々と野菜のマスコットを作っていたのだが、キュウリが出来たら次はトマトみたいな感じで、バリエーションはあった。なんで野菜だったかは忘れた。

Q.意識しなくてもうまくできること
やることがやたらに早い。夏休みの宿題とか殆ど夏休み入る前の学校の空き時間で終わらせてた。要領は良い方だ。仕事も業務スピードや覚えが速い。特に仕事においては、人のやってることや前例から要領をつかむのが得意なんだと思う。昔は「私に真似されているオリジナルの人の方が偉いじゃん」と思ってたけど、さっさとメソッドを理解して要領よく業務をこなせるのも役に立つ個性じゃないかと思う。

・気づき

自分は成果主義だとばかり思っていたが、わりと工程を楽しんでいる方だったのかもしれない。いや、楽しんでいるというか、もう修行?あの行為は写経に近いものがあるんじゃないだろうか。よりうまくやろうとか、いっぱしの〇〇作家になろうとか思ってたわけではない。延々とお野菜を縫うのがライフワークだったのだ。

以上をまとめると、自分の価値観とは「ストイックに向き合う」「自分の世界にこもる」「自分を認める」「成長に立ち会う」ことであり、得意なことは「やることが速い」「儀式的に作業する」なんだと思った。要するに引きこもって延々と修行するタイプであり、そうすると他人の成長には立ち会えないが、自分の成長には立ち会えるかもしれない。

・目下やりたいこと

好きなことは山ほどあるが、結局続いているのはアート系になるだろう。ライフワークになるかは分からないが、みんなのフォトギャラリーに絵を提供したいと思った。うまく描こうとか、フォロワーを増やそうとかそんなんどうでもよくて、あの野菜の人形を延々と作っていた頃のように儀式的にやりたい。修行僧のごとく!成長を感じる基準も上手い下手ではなく、「あらゆる項目の物を描けた」ってところに重点を置こうと思う。だからネタ兼参考書として国語辞典を注文した。今どきの国語辞典はオールカラーで絵まで載ってるらしい。

作業のやり方としては、画材を増やしたくない、作品を家に無駄に置いておきたくないため、ipadを買うことにした。iPad pro12.9インチ第6世代(玄人向け)に憧れがあったが、日々のお絵描き作業で使う程度ならちょっと性能が良すぎる。調べるとipad Air第4世代はApple pencil第2世代が使用できるから、おすすめらしい…←と、誰かの参考になればと思考過程を残したが、この下書きをした翌々日にipadを中古で購入した。結局夫が調べ直してくれました(小声)💦購入したのは以下の通りである。

iPad pro11インチ(第3世代):パソコ〇工房で購入
Apple pencil(第2世代):アマ〇ンのアッ〇ルストアでセール品を購入

作業工程はipadでお絵描きアプリを開く→絵を描く→みんなのフォトギャラリーに提供するで完結。やりすぎも禁物だ。いっぱい描きたくなっても、毎日1時間までとしよう。そしてアップも毎日1枚だけにしておく。楽しくなってlineスタンプ作ろうかな~とか欲を出してもいけない。目的はただただ毎日やることなのだから。見失ってはいけない。

作業コーナーも家にあるものをかき集めて作った(初期費用無料である)。

すみっこの方がいい椅子座ってる✨

そんなこんなでやりたいことが見つかったよ。

最後まで読んでくれてありがとうございます。よかったら「スキ」も押してくれると嬉しいです🐾



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