見出し画像

やっぱり算数は大事だということ、キャリアも中学受験も

子どもには自分で飯を食える力を身につけてほしい

 まん防も明けて、久々に大学時代の友人と飲む機会があった。大きな会社の管理職として活躍する者、士業として独立している者、スタートアップの経営者、皆それぞれが様々な道を歩んでいる。紆余曲折ありながらも、社会的にも相応の肩書を得て、家庭も円満で、何の不満もなく暮らしているのだろうと思いきやそうではないらしい。

 社内外の競争や、ここ数年の社会や産業の急速な変化についていくのに必死で、安定とは程遠い日々を過ごしているとのこと。15年ほど前に社会に出た時には牧歌的な終身雇用という言葉を信じていたのに、こんなに飯を食っていく、家族を養うことが大変だとは思ってもいなかった。。居酒屋で、おじさん達の嘆きは夜更けまで続くこととなった。。

 では、もっと先の読めない変化の激しい時代を生きるであろう子どもたちにはどういう教育機会を提供するか?議論は続いたが、とりあえず、手段は問わず、自分で飯を食える大人になってほしいというのは、満場一致の意見であった。
 
 ここにTOP 10 Most in -Demand Jobs In the Future And Beyondという記事がある。今の子ども達が大人になる頃に需要が高い職業とのこと。

1. Data Analyst
2. Information Security Analyst
3.    Augmented Reality Developer
4     Biomedical Engineer
5.    Mechanical Engineering Specialist
6.    Electronics Engineering Specialist
7.    Blockchain Developer 
8.    Smart-Building Technician
9.     Health Professionals
10.  Digital Content Specialist

TOP 10 Most in -Demand Jobs In the Future And Beyond

 もっとも、私達が15年前に社会人になる頃に、現在の社会構造や仕事を取り巻く環境の変化を予測することが難しかったように、将来を予想するのは難しい。しかし、このリストを見て一目瞭然なのは、少なくとも「テクノロジー」、日本的に言うと「理工系」分野の人材が求められるということである。

 振り返ってみると、我が家で、子どもたちに「そろタッチ」を薦めたのは将来はできるなら理工系に進んでほしいという思いからだった。そのために幼少期から数字に慣れて、計算が得意になってほしいという目的があった。加えて、デジタルツールを使って学ぶことに慣れてほしいという狙いもあった。どちらの目的に沿うものが「そろタッチ」だったのだ。

ママたちが想いを込めて開発した「そろタッチ」ではあるが、社会の変化に取り残されないようにもがき、抗っている世の中の(特に私のような文系ホワイトカラーの)パパ達の期待も込められているはずだ。

中学受験は算数勝負?!

 そんな20年後の仕事の話より来たるべき中学受験が大事でしょという妻も今、そろタッチで培った娘の計算力が武器になっていることに満足している。この中学受験に片足を突っ込み始めている私も、算数がいかに大事かが最近ようやく理解できた。

 実際、大手塾とは別に、算数専門塾がたくさん存在するし、低学年向けに算数コースを提供する塾も多い。この理由は、算数が合否を決着していると言われているからである。

 入試結果を見ると、合格者平均点と受験者平均点の乖離は、国語、社会、理科では4-10点である一方で、算数は10-30点となっている。算数が他科目と比べて差のつく科目であるが故に、「算数強化」の需要が高く、最も重要な科目とされているのである。

幼児期、低学年で受験で問われる四則演算のレベルをそろタッチでマスターしておくことは、高学年で算数の思考力を問う問題練習に注力したり、他科目の学習する時間を確保することにつながるだろう。

ということで、20年先の将来を見据えても、数年後の中学受験を見据えても、そろタッチでデジタルツールを通して、計算、暗算を習得することは間違いのない選択と確信している。

このような熱い親心を胸に、将来社会で活躍する大人になってほしいという願いを込めて、6歳の息子に聞いてみた。

「暗算名人になって、将来は何になりたい?」

トンビが鷹を生むということもある。もしかしたら、数学オリンピック出て、将来はアメリカの大学院でコンピューターサイエンスを学んで、世界を股にかける研究者になるかもしれない。期待を持って待っていた返答は、、

「鳥になりたい!」

これは、深読みすると、もっと自由になりたいということなのだろうか。。

期待はほどほどに、子ども達の意思を尊重しようと誓った日となった。。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?