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先輩社員が語る!ロートが挑む「次世代型事業」とは?

多くはドラッグストアなどの小売店を中心にお客さまとの接点を持つロート製薬の商品の数々。
実はそれ以外の場でも、さまざまな場所を通じてお客さまに美と健康をお届けしています。
それらは新規事業として、メンバー一人ひとりが考え、動いてできたもの。

既存の事業とはどう違いのか?
取り組むメンバーはどのような想いで取り組むのか?

携わるメンバーに聞きました。

メンバー紹介

やま:2017年キャリア入社。営業としてドラッグストアの営業を担当。020年より社内ダブルジョブ制度を活用して、パーソナライズドヘアケアブランド「CONSTELLA」に関わる。
キキ:2013年新卒入社。商品企画部などを経て、現在はプレステ―ジスキンケア事業部にて「SKIO」に関わる。

パーソナライズドヘアケア・スキンケアから新たなライフスタイル提案を

やま:コンステラは、ヘアサロンでカウンセリングを受けて購入いただくオーダーメイドシャンプー・トリートメントです。今、コミュニケーションやオーダーメイドの形も変化していますが、私たちは「スタイリストさんとお客さんの関係性」に着目しました。皆さんも実感があると思いますが、ここにはどこか特別な関係があると捉えています。定期的に数時間滞在をする。なかには何十年と同じスタイリストさんへ通う方もいる。自分のことを分かってくれているスタイリストさんに現在の髪を見てもらい、結果をAIで分析をし、処方をつくります。お客さまにあったシャンプー・トリートメントのベースに美容液成分(インフュージョン)を混ぜていただくことで完成します。なんとこの組み合わせは約9,600通りです。想像する楽しさ・旅をする心地よさを提供すべく香りにもこだわりました。

コンステラ処方

キキ:SKIOは「無理なく、無駄なく、美しく」をコンセプトにした、スキンケアのD2Cブランドです。D2Cブランドということで、これまでのモノづくりとは異なるポイントが3つあります。1つ目は「無理なく無駄なく美しく」というコンセプトをすべての体験に落とし込みました。商品パッケージはバブルパックを採用し、緩衝材と一体化させています。2つ目はお客様にご提供する価値を、機能だけではなくライフスタイル軸でとらえている点です。SKIOを使うことで無理なく無駄なく美しい暮らしを実現できるように情報発信をしています。3つ目はお客様との向き合い方です。SKIOにとっては、お客様は商品を購入してくださるだけではなく、一緒にSKIOを創っていく仲間と捉えています。
これまで私はドラッグストアなどの小売店で販売する商品の企画を担当していました。そこではいかに手に取って購入いただけるか?その場で見て分かりやすいパッケージを意識していました。SKIOはEC限定ブランドなので、商品自体に買っていただくための内容ではなく、あくまで生活にインテリアとしてなじむためのモノづくりをしています。
ずっと1人のお客様に商品を届け、深く繋がるというD2Cビジネスに興味があったので、SKIOを通してやりたいことが叶った気持ちです。

シリーズ

新規事業に関わるきっかけはさまざまな場所にある

まこっちゃん:入社時から新規事業に関わると思っていましたか?

やま:入社時は食事業に興味がありました。沖縄での食事業に関わりたいな…と。

キキ:新人の時には何も考えていなかったです。(笑)もともと目薬の商品企画を希望していたのですが、配属時はスキンケアの商品企画でした。3・4年目の時にゼロから何かをつくりたいと思うようになりましたね。SKIOは、会社としてあまりチャレンジしていなかったD2C市場にチャンスがあるのではないか?と着目をし、自身もその分野に興味があったので手を挙げて加わりました。

やま:CONSTELLAも美容業界でも物販の規模は小さいこと、スタイリストとユーザーの関係性にある価値を軸に新たな選択肢をつくることができるのではないか?と考えたことがきっかけです。僕も営業経験しかないなかでも、新たなチャレンジをしたいと思っていた時に、メンバーの事業構想に興味を持ち、手を挙げて加わりました。

新規事業に関わることで変わったこと

キキ:自分が何屋さんなのか?分からなくなりますが、自身の仕事の幅が格段に広がり、今とても充実しています。これまではマーケティングが中心でしたが、システム・ホームページのコピーライティングなどもやって。ブランドを育成するためには分野を選ばず自分の幅を広げざるを得ないけれど、それが楽しさでもあって。

やま:確かに知らないことだらけですが、少しずつつながる感覚が面白さですね。特にドラッグストアでの営業では「どんどん提案がほしい」と話を聞いてくださる一方で、子会社のアノマリーでは話を聞いていただくことすら難しく、ビジネスが始まらないのです。それでも、CONSTELLAすごくいいね!と商品が売れた時の喜びは大きいし、営業で何万個と売れるのとはまた異なる感動がありますね。

キキ:うん、分かります。(笑)日々初めてのことだらけですが、だからこそオーナーシップを持つことは意識していますよね。お客さまに知っていただける、お役に立てる場面では都度自らで意思決定をして、さまざまなチャレンジをしています。商品はある種自分の子どものような気持ちです。

やま:他社を経験して思うのは、そもそもロートは「~をしなさい」とは言わない会社だな、と。自分で意思を決めて、目標などを定めてやっていくことが求められます。指示を待つ人だと、何をやったらいいのか分からなくなると思います。

キキ:そうですね。今、仕事を通じて自分の世界が広がっていく感覚があります。3年目くらいまでは自分の取り組むことへの理解や社内での関係性もないし、実走する力があるか?もまだ未熟。入社直後に新規事業を行うのはもったいないかも。

やま:同感ですね。営業だけでない分野にもかかわることで、やりたいことが浮かび、普段の日常の見方も変わりました。実際にアプリをつくると、日常のアプリが気になるようになって。そのUI面白いな・こんなUX実現したい、と。また〇年目だから…との観点ではなく、事業の立ち上げを経験するのがいいかなと思います。

さいごに

キキ:ロートは「チャレンジをしたい!」と手を挙げる人には場がもらえる環境だと思います。だからこそ自分で動けるかどうか?が大切です。SKIOもD2Cの商品として他の商品と異なる世界観のなかで独自のポジションを取りながら、市場全体を盛り上げられるブランドにできるよう頑張りたいと思います。

やま:営業の経験しかなかった分、労力もかかりますが、しんどさのなかに学びなど得られるものがたくさんあります。辛くても、その後の充実感があるからやっていると思います。ロートでは一生懸命にやる人には人が集まるし、助けがあるように思います。夢を持って一緒に頑張れる仲間と今後も働けたらと思います。

ポイント

・既存事業同様に、チャンスは一人ひとりの想いから。
新規事業もカチッとした提案の場だけでなく、スタートをするロート。どんなことをしたいのか?周りの人と会話をすることがきっかけ。

・一方的に商品・価値を提供するのではなく、お客さまとの関係性をつくりながら広げていく商品もある
商品を発売し、店頭でお客さまに手に取っていただくだけでない。オンラインを通じて、お客さまと直接コミュニケーションが取れる、新たな形で、一緒につくる商品もある。

・さまざまなチャレンジをするなかで、新たな自分に出会う。忙しい日々でも、充実感を得られるチャレンジをつくるかは自分次第。
与えられるよりも、自ら機会をつくることが大切なロート。だからこそ自分自身の興味を大切に動いていくこと。



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